巧みなライミングとそこから描き出されるイルな世界観が、MSCが注目を集め始めた頃から高い評価を得ていたO2。そんな彼がついにソロ・アルバム「STAY TRUE」を昨年11月にリリースした。彼の目の前に広がるリアリティをヴィヴィッドに描写することに成功した本作で、彼はリリシストとしての評価を決定付けた筈だ。寡黙な印象のある彼だが、かなり語ってくれたので貴重なインタビューとなることだろう。 「体が小さくて弱くてもラップが出来るからかわいがられたり……ブラジルのスラムで裸足でサッカー・ボール蹴って這い上がってくような、そういう自己防衛にも似た部分がありますよね、ラップって。ちょっと社会的に不適合な部分も俺にはあるから、そこをラップすることでバランスを保ってるのかもしんないっすね……それはヤバいのかな(笑)」 「MSCのオカルト担当」:O2が初のソロ・アルバムとなる「STAY TRUE」をリリース