ブックマーク / number.bunshun.jp (45)

  • イチロー「僕がいなかったらできないから」女子高校選抜戦までの怪我とプレッシャーとの“知られざる戦い”…試合後に輝いた“49歳の笑顔”(笹田幸嗣)

    昨年に続く女子高生選抜との戦い。東京ドームの内野スタンドはぎっしり埋まっていた。観衆は1万6272人。その事実を伝えるとイチローさんは実感を込めて言った。 「そうですか……。いやぁ……、考えられないね」 いつものように自分にできる準備は最大限を尽くした。ただ、今回は「KOBE CHIBEN」の試合としては、初めてチケットを販売し、観客を集めた。しかも、その場は東京ドーム。来年以降へと繋げていくためには集客のノルマがあったのも事実だった。大きく、大きく予想を上回る大観衆。イチローさんは噛み締めるように、集まってくれたファンに対し謝辞を述べた。

    イチロー「僕がいなかったらできないから」女子高校選抜戦までの怪我とプレッシャーとの“知られざる戦い”…試合後に輝いた“49歳の笑顔”(笹田幸嗣)
    yarumato
    yarumato 2022/11/09
    “初めてチケット販売。しかも東京ドーム。来年以降のために集客のノルマもあったが予想を上回る大観衆。女子高生選抜の全日本メンバーは「去年とは全然違いました。思い出づくりではまったくないと伝わってきた」”
  • 「勝てば1万円、負ければ12万円」「負けそうになるとイカサマも…」“賭け将棋”で生活費を稼いだ真剣師とは何者か?(小島渉)

    将棋界に真剣師と呼ばれるものたちがいた。賭け将棋で小遣いや生活費を稼いだアマチュアのことで、一部はセミプロのレベルまで達していたという。筆者が将棋を始めたのは2001年だが、実際には見たことがない。どうやら昭和50年代までは全国各地にいたものの、時代が進むにつれて風当たりが強くなり、数は減っていったようだ。筆者はその世界を文献を辿るよりほかに知る方法がない。 「最後の真剣師」と呼ばれた大田学(1914~2007年)は、1978年に第1回朝日アマ名人戦に出場して63歳ながら見事に優勝した。終戦後に30歳を過ぎてから、アマ初段だった将棋格的に取り組んだという。小中学生で奨励会に入るのが当たり前の現代を思うと、かなりの晩学だ。同氏は1996年に放映開始されたNHK朝ドラ「ふたりっ子」のヒロイン・香子に将棋を教える、「銀じい」のモデルになったことでも知られた。真剣師を廃業してから92歳でこの世

    「勝てば1万円、負ければ12万円」「負けそうになるとイカサマも…」“賭け将棋”で生活費を稼いだ真剣師とは何者か?(小島渉)
    yarumato
    yarumato 2022/08/15
    “一方的に負かしては二度と応じてくれない。客に「頑張れば勝てるんじゃ」と思わせるのがコツ。わざとギリギリの勝負を演じたり、何回かに1回は負けて、長いお付き合いをしたほうが最終的に懐に入る金は多い”
  • 藤井聡太の強さに「人間をアンインストール」「落合監督時代の中日」的な部分が? 奨励会で対戦した“異色将棋本の著者”が語る天才の深み(白鳥士郎)

    「むしろ……藤井聡太さんは全然、人間ぽくないですけどね。正直」 異色の将棋としてベストセラーとなっている『現代将棋を読み解く7つの理論』。その著者・あらきっぺは、経歴も異色だ。 名は荒木隆。元奨励会三段。年齢制限で奨励会を退会となってからは、現代将棋に関するブログを執筆しつつ、アマ大会で活躍。 2019年には、アマチュアとして出場した朝日杯で、今期叡王戦で挑戦者となった出口若武六段にも勝利している。 さらに将棋ソフト『水匠』と100日間対局を続けるという荒行を敢行し、その直後に出場した将棋ソフトの大会では、生身の人間であるにもかかわらず不利な後手番でソフトを相手に引き分けに持ち込むなど、現代において最も将棋ソフトの棋風に詳しい人間の一人といえる。 インタビューの第2弾では、そんなあらきっぺの口から飛び出した「藤井聡太将棋には人間ぽさが無い」という言葉の意味を、徹底的に掘り下げる。(全

    藤井聡太の強さに「人間をアンインストール」「落合監督時代の中日」的な部分が? 奨励会で対戦した“異色将棋本の著者”が語る天才の深み(白鳥士郎)
    yarumato
    yarumato 2022/05/26
    “将棋アプリとしか言い様のない指し回し。藤井聡太は人の感覚をどんどん捨てようとして、ちゃんと捨てきった姿になっている。実戦でアプリが指してこない人の手が現れると、アプリの手で返している”
  • 千代の富士「若貴ブームは2人だけど、ウルフフィーバーは俺1人」SNSで再脚光を浴びた大横綱の肉体美と“視聴率65.3%”の伝説(荒井太郎)

    「カッコイイと思って思わず保存したけど、なんて言う名前の力士なんですかね? 無知ですみません」 2枚の写真が添付された、あるツイートをきっかけに、40代半ば以上の世代ならおそらく誰もが知っているかつての大横綱が最近、SNS上で大きな話題となった。 キリっと引き締まった表情の目からは鋭い眼光が放たれ、力感たっぷりに両こぶしを握って仕切るときの胸や肩から上腕にかけての筋肉の隆起は、まさにギリシャ彫刻を思わせる美しさ。写真からでもピンと張り詰めた緊張感が伝わってくる。横綱土俵入りの雄姿も凛々しく、思わず惹き込まれてしまうほどだ。

    千代の富士「若貴ブームは2人だけど、ウルフフィーバーは俺1人」SNSで再脚光を浴びた大横綱の肉体美と“視聴率65.3%”の伝説(荒井太郎)
    yarumato
    yarumato 2022/05/08
    “全盛期でも183センチ、127キロという体格は当時としても小兵の部類に入り、小さな大横綱とも言われた。 引退後も親方として抜群の指導力。弟子一人ひとりと行っていた交換日記で、考える稽古を実践していた。”
  • 「若いのにAIのテクニックばかり学んでていいのか」“NBAフリーク棋士”が最先端バスケや藤井聡太・渡辺明に感じる凄みとは(北野新太)

    将棋界にはスポーツ各競技のフリークが多い。バスケットボールの最高峰NBAフリークで、若手有望株の1人である増田康宏六段に、NBAの戦術・個人能力の進化や藤井聡太五冠の強さを“バスケ風”にたとえてもらったインタビューをお届けします(全2回/#1も) ――2017年に藤井さんがデビューから不敗のまま史上最多の29連勝を達成した時の相手が増田さんでしたけど、あれから5年が過ぎた今の藤井将棋をどう見ているのでしょうか。 「メディアではAI研究について言及されることは多いですけど、やはり中終盤力の差が大きいんです。周りは形勢を良くしようとして序盤研究を深めますけど、結局は変化(局面の分岐)が多すぎるので、全て対応するなんて不可能なんです。ならば、少なくとも自分の持つ中終盤力を発揮しないといけない。でも、フィジカルとメンタルのコンディションが整って初めて、中終盤のパフォーマンスって成り立つものだと思う

    「若いのにAIのテクニックばかり学んでていいのか」“NBAフリーク棋士”が最先端バスケや藤井聡太・渡辺明に感じる凄みとは(北野新太)
    yarumato
    yarumato 2022/03/27
    “バスケットボールの最高峰NBAに詳しい将棋界若手。藤井聡太五冠から見習うべきは規律。慢心したり研究意欲を失ったりがない。生活(良い睡眠、電子機器に触らない、肉体重視)から見直さないと届かない”
  • タイトル獲得、失冠、再挑戦… 28歳・渡部愛女流三段が「今の勝ち負けはどうでもいい」と言われ続けるワケ<将棋界初のコーチング>(いしかわごう)

    2018年に獲得した女流王位の初タイトル。 これが、何者でもなかった渡部愛にとって大きな自信になったことは間違いない。ただ自分に矢印を向けながらも、当時のことを冷静にこう振り返っている。 「タイトルを獲りたいという目標、それは叶いました。次の目標は防衛かなと最初は思いましたが、結局、行き着いたのは将棋を強くなること。それ以外は考えられなくなりました。タイトルももちろん大事ですけど、それ以上に将棋の質を高めること。自分の実力を底上げすること。それが大事なことだと感じた1年間でした」 「勉強時間が……」タイトルホルダーの難しさ 同時に、タイトルホルダーとして過ごす難しさも味わった1年だった。取材対応やイベント出演など様々なオファーが一気に舞い込んだことで、これまで経験したことのない忙しさに見舞われたからだ。 例えば、今まで移動中といえば、詰将棋将棋を読んで過ごす時間だった。しかし、その時

    タイトル獲得、失冠、再挑戦… 28歳・渡部愛女流三段が「今の勝ち負けはどうでもいい」と言われ続けるワケ<将棋界初のコーチング>(いしかわごう)
    yarumato
    yarumato 2022/01/21
    “何をやっても伸びる時期は過ぎた。伸びなくてもやり続けられる人が日本代表になれる。この指導は目の前の勝ち負けを求める人には向かない。数年後、誰にも負けなくなるのが目標。コーチの負担も大きい”
  • 「えっ…考えるって何を?」「なんで運動を?」女流棋士・渡部愛を初タイトルに導いた現役棋士による強化法<1日15時間考えることも>(いしかわごう)

    野月浩貴八段による「渡部愛強化カリキュラム」は、従来の勉強法とはまるで違うものだった。 それまで渡部が重視していたのは「研究会」と呼ばれる棋士同士の練習対局で実戦感覚を磨くもので、自宅では棋譜並べや詰将棋、対戦相手の下調べを中心に行っていた。だが、野月はその真逆とも言えるアプローチで渡部を鍛えた。 何局も指すのではなく、感想戦をじっくりと行う。一局の将棋をとことん掘り下げて、考える力を養うものだった。それまで研究会重視だった渡部は「今、考えると、当時は自宅でやる勉強時間が少なすぎました」と反省の言葉を述べる。

    「えっ…考えるって何を?」「なんで運動を?」女流棋士・渡部愛を初タイトルに導いた現役棋士による強化法<1日15時間考えることも>(いしかわごう)
    yarumato
    yarumato 2022/01/21
    “強化カリキュラムは従来の勉強法とはまるで違う。何局も指すのではなく感想戦をじっくり行う。一局の将棋をとことん掘り下げて1日15時間もかけて考える。思いつく手は一つ->選択肢を探させる。さらにそこから分岐”
  • “平凡な女流棋士”だった22歳の決断「自分を変えないと、ここから先には…」渡部愛がすがった“将棋界初のコーチング”とは(いしかわごう)

    現在の女流棋界は、里見香奈女流と西山朋佳女流の二強と言われている。 昨年11月に加藤桃子女流が8大タイトルの一つである「清麗」を里見から奪取したものの、それ以外の7つを里見と西山で分け合っている状態だ。女流棋界を牽引しているのは、この両者だと言っていいだろう。 彼女たちの共通点は、「奨励会」と言われるプロの養成機関に在籍経験があることだ。男性棋士と同じプロ棋士となるには奨励会で四段まで昇段しなくてはならないが、里見と西山はその一歩手前である三段まで上り詰めた。加藤も奨励会初段まで経験がある。つまり、タイトル戦の常連となっている女流棋士というのは、奨励会という環境での切磋琢磨を経験している者がほとんどなのである。 2020年10月、女流の新棋戦として創設された「ヒューリック杯白玲戦」。64名の女流棋士が1年間に渡って順位戦を実施し、優勝賞金が女流タイトル戦最高額となる1500万円であることも

    “平凡な女流棋士”だった22歳の決断「自分を変えないと、ここから先には…」渡部愛がすがった“将棋界初のコーチング”とは(いしかわごう)
    yarumato
    yarumato 2022/01/21
    “奨励会に在籍経験がない凡庸な成績の女流棋士が強くなった理由。同郷のよしみで学生時代に将棋を教わった現役棋士はサッカーファンでコーチングに興味。徹底した強化カリキュラム、実行続けた彼女自身の強い意志”
  • 「なぜ“トヨタの車作り”で出来ることが、バスケで出来ないのか?」外国人“鬼コーチが語る日本人を指導する原点(生島淳)

    バスケットボールでも、どの地点からのシュートが決まったか、チャート上で〇と×が示され、選手たちの情報は瞬時に世界で共有されてしまう。 エディーさんとトムさんのふたりは、データを駆使したうえで戦術を立案し、世界で成功を収めた指導者だ。 エディー 対戦相手が決まり、戦略を立てるためには裏付けが必要です。つまりは、データを重視することになります。2015年のW杯で戦うために、選手たちにはフィットネスとストレングスの数値を示し、到達することを求めました。朝5時からの「ヘッドスタート」によるトレーニングはこのエリアの補強を目指したものです。また、チーム全体においては、試合を重ねていくことでアタックの方向性を最適化する。たとえば、キックとパスの比率を意識することでゲームをデザインしていきました。W杯の前、日の最適化されたアタックはパス9に対してキック1の割合でした。 あの時のW杯で南アフリカは、日

    「なぜ“トヨタの車作り”で出来ることが、バスケで出来ないのか?」外国人“鬼コーチが語る日本人を指導する原点(生島淳)
    yarumato
    yarumato 2022/01/07
    “ラグビー選手のジャージにはGPSが装着され、練習、試合中にどれだけ活動していたのかが数字で示される。バスケットボールでもどの地点からのシュートが決まったかチャート上で〇と×が示され共有される。”
  • 日本人がやりがちな「根性練習」「長時間練習」の大問題…バスケとラグビーで日本代表を勝たせた外国人“鬼コーチ”が語る(生島淳)

    Number最新号「新しい金メダリストのつくり方」では、スケボーの堀米雄斗を筆頭に新しいタイプのアスリートの「育ち方」を大特集。その特集内で、2つの日本代表チームで世界を驚かせた2人の“鬼コーチ”による対談が実現した。男子ラグビーのエディー・ジョーンズと、女子バスケットボールのトム・ホーバス。強烈な個性を持つ名将同士が語り合った記事「日人よ、“悪魔”を解き放て!」について、司会を務めた生島淳氏が綴った。 エディーとトム。 11月から始まるテストマッチに備えてイギリスにいるエディー・ジョーンズ氏(現イングランド代表HC)と、アメリカに帰国していたトム・ホーバス氏のふたりの対談が実現したのは、オンラインのおかげである。コロナ禍の前だったら、企画として思いつかなかったかもしれない。 このふたり、面識はなかったにもかかわらず、挨拶を終えると、いきなり話が転がり出した。 まず、エディーさんが問う。

    日本人がやりがちな「根性練習」「長時間練習」の大問題…バスケとラグビーで日本代表を勝たせた外国人“鬼コーチ”が語る(生島淳)
    yarumato
    yarumato 2021/10/26
    “男子ラグビーと女子バスケで世界を驚かせた2人。根性練習の問題は集中力の低下。長時間練習は漫然とした練習になるので意味がない。休憩を効果的に取りながら、課題を明確にする練習プランを実行”
  • 「日本には強烈なショックが必要だ」トルシエが語るサウジ戦…日本代表に欠けていた「野心」と「マネジメント」を埋める術とは?(田村修一)

    「日の敗戦は見た」 それがフィリップ・トルシエの第一声だった。日がサウジアラビアに0対1で敗れたカタールW杯アジア最終予選第3節の試合終了直後、私たちは電話で話し合っていた。緒戦のオマーン戦に続き、接戦をモノにできなかった日本代表をトルシエはどう評価したのか。率直な意見を聞いた。 ――試合をすべて見たのですか? 「放映するテレビ局を見つけるのが難しく、アラブの放送を見たから幾つかのシーンは見られなかった。 どうしてなのかわからないが、日はコレクティブな面で敗れた。コレクティブなクオリティを欠いていた。内容も乏しかった。個の面でも技術的なミスが多く、選手の能力も見劣りがした。インテンシティも動きも質・量ともに不十分で、試合の重圧があったのかも知れないが、これまで日が作りあげてきたDNAがこの試合では何も感じられなかった。 たしかに大迫はチャンスを2度作り出し、これだけ出来の悪い試合で

    「日本には強烈なショックが必要だ」トルシエが語るサウジ戦…日本代表に欠けていた「野心」と「マネジメント」を埋める術とは?(田村修一)
    yarumato
    yarumato 2021/10/12
    “チームで何かができるとしたらコレクティブ(組織的に連携)になったときだけだが、それもなかったから個人では何もできなかった。足りなかったのは情熱。自信の回復こそが急務だ。信じることこそが重要”
  • 外国人記者が最後に語った“東京五輪の本音”「セブンイレブンは最高」「あの菓子パンが美味しかった」「シブヤが暗くて驚いた」(近藤奈香)

    閉幕した東京五輪。来日した外国人記者・カメラマンらに、大会の終わりに“音”を聞いた。彼らが話してくれた「コンビニ愛」、「交通のもどかしさ」そして「日人のホスピタリティ」とは――。 「オリンピックの取材を10回、12回、14回と重ねてきたベテランカメラマンであっても、今回に限っては一歩ずつ、様子を見ながら前に進むしかない」(ジョー・マクナリー氏、アメリカ人カメラマン)。地元から「望まれない」なかでの来日、到着後の自主隔離、猛暑……とアスリートのみならず、取材陣にとっても異例尽くしのオリンピックだった。 来日した取材陣のルーティンは「まず3日間の隔離生活を送った後、『オリンピック・バブル方式』に移行する、というものだった。(五輪関係者を外部と遮断するため)指定された宿に泊まり、専用シャトルバスで競技会場へ移動し、競技が終わると再びシャトルバスに乗り込み宿へ帰るというもの」(同前)。 もちろ

    外国人記者が最後に語った“東京五輪の本音”「セブンイレブンは最高」「あの菓子パンが美味しかった」「シブヤが暗くて驚いた」(近藤奈香)
    yarumato
    yarumato 2021/08/11
    “ホテルからの外出は「15分以内」に戻る必要があるため、「ファミリーマートへの買い出しが外出の全てのバブル方式(隔離生活)16日」”
  • 【追悼】「田村正和さんはすごく嬉しそうだった」イチロー出演回『古畑任三郎』秘話 三谷幸喜が語っていた“悔い”とは(石田雄太)

    俳優の田村正和さんが心不全のため東京都内の自宅で亡くなっていたことが分かった。77歳だった。代表作にして大ヒットドラマとなった『古畑任三郎』には、当時現役のメジャーリーガーだったイチローも出演していた。脚家・三谷幸喜が“イチロー出演の裏側”を明かした記事を特別に公開する。 球界のスターが出演した『古畑任三郎』は高視聴率を記録した。数々の名ドラマや映画を手掛けてきた人気脚家は、“俳優・イチロー”とどう向き合い、どこに凄さを感じたのか。そして今も残る“悔い”とは――。 【初出:Sports Graphic Number836号(2013年9月5日発売)/肩書などはすべて当時】 27パーセント(『古畑任三郎』イチロー出演回の視聴率)? へーっ。そんなに取ってたんですね。僕は数字に影響を受けるタイプではないので、当時も「よかったですね」くらいの感じだったと思います。たとえば自分の中でわりとうま

    【追悼】「田村正和さんはすごく嬉しそうだった」イチロー出演回『古畑任三郎』秘話 三谷幸喜が語っていた“悔い”とは(石田雄太)
    yarumato
    yarumato 2021/05/21
    “演技力を知りたくて本読みするとイチローは芝居できると判明。イチローはセリフの矛盾を突くぐらい古畑マニア。田村正和は野球ファンなので野球のグラウンドシーンが嬉しそうだった”
  • 風間八宏に聞く「高校サッカーのロングスロー問題、どう見てました?」「日本で論争すること自体が論外だね」(木崎伸也)

    その象徴として議論を巻き起こしたのが、青森山田高校のロングスローだ。 ロングスロー論争どう見ていました? 今年の全国高校サッカー選手権大会において、青森山田高校は圧倒的な個を有しているにもかかわらず、ロングスローを多用した。格下相手にも執拗にロングスローを投げ入れ、相手の弱点を突き続けたため物議を醸した。 日サッカー界において、そういう力技のサッカーと真逆の哲学で知られるのは風間八宏だろう。「止める・蹴る」といった技術を追求して、川崎フロンターレのサッカーの土台を築いた。今年からセレッソ大阪アカデミーの技術委員長に就任し、育成改革に取り組んでいる。

    風間八宏に聞く「高校サッカーのロングスロー問題、どう見てました?」「日本で論争すること自体が論外だね」(木崎伸也)
    yarumato
    yarumato 2021/05/17
    “プロは現状維持なら明日キャリアが終わる。自分で考えて、差をつけなきゃ。チーム練習ではボールに触る回数が少ない。指図をされずに自分で考える自主トレが大事。最終的に自分がうまくなるのは自主トレ”
  • 「なぜ小野伸二みたいな天才的な高卒Jリーガーがいなくなった?」セレッソユース“技術委員長”風間八宏の答えは…(木崎伸也)

    なぜ風間八宏がセレッソに? その日サッカー界きっての革命家が、新たなプロジェクトをスタートさせた。 2021年1月、風間はセレッソ大阪アカデミーの技術委員長に就任。ユース、ジュニアユース、スクールの改革を託された。いったい風間は何をしようとしているのか? 事の始まりはセレッソの森島寛晃社長と梶野智強化部長が、Jリーグを分析したことだった。どんなサッカーが勝っているか? これからどんなサッカーが強くなるのか? いろいろな視点から調査し、彼らは風間の存在に行き着いた。 まず梶野が風間のもとを訪れ、次は森島も同行。最後はセレッソアカデミーの代表理事を務める藤田信良も一緒に出向いた。まさに「三顧の礼」である。 風間はこう振り返る。 「森島社長らから『ただ単にプロ選手を出すのではなくて、特別なプロ選手を出したい。そのためにいろんなアイデアを出して欲しい』と言われました。セレッソからの熱意を感じたの

    「なぜ小野伸二みたいな天才的な高卒Jリーガーがいなくなった?」セレッソユース“技術委員長”風間八宏の答えは…(木崎伸也)
    yarumato
    yarumato 2021/05/17
    “10代の「突出した個」の不足。『キャプテン翼』は大空翼、日向小次郎、松山光が異なるチームだからスケールが大きくなる。Jユース1チーム約30人にエースばかり集めると、エースの役割をできるのは1人だけ”
  • 「イチローや松井が例外だったんですよ」MLBでフロントを経験、斎藤隆が明かす“米国で獲得リストに挙がった日本人野手の名前”(中村計)

    「田中はメジャーのFA選手で、5の指に入る投手だった」 ――パドレスのフロント経験もある斎藤さんに、まずは、昨年から今年にかけてのアメリカのストーブリーグ戦線についておうかがいします。 斎藤 コロナ不況が直撃しましたね。その象徴が楽天に復帰した田中(将大)でしょう。今オフのメジャーのFA選手の中では、5の指に入る投手だった。チームによっては、真っ先に田中獲得に名乗りを上げたところもあったと思うんです。ただ、どこも懐事情が苦しい中で、田中クラスの選手に見合う条件を提示できなかった。結果、あれだけの選手が日に戻ってくることになったわけです。 ――今オフ、渡米を希望した日人選手は4人いました。巨人の菅野智之、ロッテの澤村拓一、日ハムの有原航平と西川遥輝です。有原、澤村は契約まで行きましたが、菅野と西川は契約に至りませんでした。ただ、2人は対照的で、菅野は「行かなかった」のに対し、西川は

    「イチローや松井が例外だったんですよ」MLBでフロントを経験、斎藤隆が明かす“米国で獲得リストに挙がった日本人野手の名前”(中村計)
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    yarumato 2021/03/28
    “最大の差は守備。芝生のアメリカと、土と人工芝しか知らない日本人選手では根本的な違い。ここ数年、アメリカでは「フライボール革命」が起き、1番から9番までホームラン狙い。入っていける日本人選手いますか?”
  • 原辰徳監督が明かす桑田真澄コーチ就任の真相「最初から彼が素晴らしい野球人だとは思っていなかった。でも…」(鷲田康)

    巨人は変わらなければならない――セ・リーグ連覇を果たしながら、日シリーズではソフトバンクの前に2年連続で4連敗。球界の盟主の座を譲り渡した巨人・原辰徳監督は、就任3年目のキャンプで新たなチーム改造へと乗り出している。「ソフトバンクに勝つためには全ての面でのレベルアップが必要」と語る指揮官を直撃した全3回のインタビュー。第1回はチーム改造の切り札となる桑田真澄投手チーフコーチ補佐就任の全真相を聞いた。 (全3回の1回目/#2、#3へ続く) 「オーナーも即座に『それは賛成だ』と」 ――桑田コーチの就任は正直、驚かされました。まず桑田コーチに白羽の矢を立てた理由を教えてください。 「ここ数年、私の中では野球界全体が止まっているような、そんな閉塞感のようなものを感じる部分があったんです。実際に私が監督として巨人に戻ったことも、どこかに先に進んでいないというものもある。もちろん私自身の中では、自分

    原辰徳監督が明かす桑田真澄コーチ就任の真相「最初から彼が素晴らしい野球人だとは思っていなかった。でも…」(鷲田康)
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    yarumato 2021/02/27
    “選手は野球に関して個人事業主として“お店”を開いているんですから、その限られた時間の中で野球にマイナスになることは避けさせたいし、1年でも長く強いパフォーマンスが出るよう彼と共に伝えるのが大事だと”
  • 「これ、かっこよくない?」20歳イチローがハワイの夜間練習で見せた“衝撃の振り子打法”(石田雄太)

    1月11日は「成人の日」。今年は、新型コロナウイルスが猛威をふるい、各地で成人式の中止や延期が相次いでいる。成人と言えば、過去に『Sports Graphic Number』では、あらゆるアスリートの“二十歳のころ”を特集している。そこで、今回はその特集号から特別に記事を掲載する。 「イチロー」は今、二十歳である――。あの年、恩師との出会いがもたらした登録名変更の舞台裏を、関係者の証言で紐解く。〈全2回の1回目/#2へ続く〉 【初出:Sports Graphic Number 870号(2015年1月22日発売)「二十歳のイチロー誕生秘話」/肩書などはすべて当時】 20歳の記憶は、ブランデーとともにあった。 イチローが30歳になった直後、こんな話をしていたことがある。 「僕が20歳のころは、先輩によく飲みに連れていってもらいました。そういうときの行き先はクラブかスナックで、出てくるお酒はブ

    「これ、かっこよくない?」20歳イチローがハワイの夜間練習で見せた“衝撃の振り子打法”(石田雄太)
    yarumato
    yarumato 2021/01/12
    “「テレビを見ていると、いきなりベッドの上で腹筋を始める。でも20回でやめる。真剣な顔で『違う、20回という数が大事なんだ』って返された。一気に100回じゃなくて、20回を何度も繰り返すことに意味があるんだと”
  • 『ハイキュー!!』のおかげで浸透中? バラバラなバレー用語に一石を投じた名将の存在(市川忍)

    『ハイキュー!!』が参考にしたという『バレーペディア』は、名将アリー・セリンジャーから影響を受けたものだった 累計発行部数4000万部超えのヒットを記録した『ハイキュー!!』が2020年7月、惜しまれつつ週刊少年ジャンプでの連載に終止符を打った。2012年2月に登場して以来、8年半に渡り多くのファンを魅了してきた連載の終了に、コミックだけにとどまらずアニメ、演劇などさまざまなカテゴリーの『ハイキュー!!』ファンからは別れを惜しむ声があがった。 原作者・古舘春一氏による高校のバレーボール部を題材とした『ハイキュー!!』は、主人公の日向翔陽やチームメート、対戦相手を含めた登場人物それぞれが、バレーボールという競技を通じて成長していく姿を描いた物語だ。個性的な登場人物がときにはぶつかり、ときには挫折を味わいながら絆を深めていく。 その様はバレーボールファンだけではなく、バレーボールにさほど興味の

    『ハイキュー!!』のおかげで浸透中? バラバラなバレー用語に一石を投じた名将の存在(市川忍)
    yarumato
    yarumato 2020/12/24
    “連載スタート当時にはまだ指導者やプレーヤーにも浸透していなかった専門用語を、登場人物に生きた言葉として語らせた。それによりバレーボールの専門用語は『ハイキュー!!』の読者を中心に瞬く間に広がった。”
  • 大人気バレー漫画『ハイキュー!!』は、なぜ“立体的”に見えるのか? 「他で見たことない!」3つの表現法(黒木貴啓(マンガナイト))

    人気バレーボール漫画『ハイキュー!!』(古館春一)の最終45巻がついに発売された。 中高時代にバレーボールに打ち込んだ作者の古舘春一は「バレーボールは面白いことを漫画で証明する」ことで選手時代の未練を晴らそうと、2012年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で作の連載をスタートした。当時3万7000人まで下がり続けていた高校男子バレーの競技人口は、作品の人気に伴い2019年には4万5000人を超えるV字回復を達成。コミックスのシリーズ累計発行部数は2020年7月時点で3800万部を超えている。 8年半の連載期間で『ハイキュー!!』では、バレー漫画のみならず漫画史全体に残るような独特な表現がいくつも編み出されてきた。コート上でどれほど駆け引きや迫力あるプレーが行われているのか――。知られざる一面が描かれるたびに、読者は「なんてバレーボールっておもしろいんだ」と心を躍らせてきた。 物語やキャラク

    大人気バレー漫画『ハイキュー!!』は、なぜ“立体的”に見えるのか? 「他で見たことない!」3つの表現法(黒木貴啓(マンガナイト))
    yarumato
    yarumato 2020/11/20
    “1)表情のある手:手の描き分けは圧巻  2)ベクトル描き文字:擬音語がコート上の直線から遠近感かかる。矢印が合体し、選手の向かう先が明快に  3)横断幕の拡張 選手の後ろに「質実剛健」「コートを制す」”