安倍晋三首相は13日、首相官邸で韓国の李丙琪(イ・ビョンギ)駐日大使の表敬訪問を受けた。李氏は面会後、記者団に対し、元慰安婦などの歴史認識問題を念頭に「早いうちに過去を整理し、未来に向かって進む指導者になっていただきたい」と首相に求めたことを明らかにした。 李氏は「韓日両国の安定化のため、ともに頑張っていきましょう」とも呼び掛けた。これに対し、首相は「最善を尽くしていきましょう」と応じたという。 李氏は今年6月に着任し、首相への表敬訪問は今回が初めて。日韓関係の冷え込みを反映してか、着任から初面会まで5カ月という異例の長さとなった。