明治に建てられた特徴的な赤レンガ建築で、現役最古の刑務所である奈良少年刑務所(奈良市)が今年度限りで廃止されることになり、歴史的な建物を生かした今後の活用法が議論されている。保存・活用にあたって民間事業者に運営権を移すことが決まっており、耐震改修を施した上で、ホテルや博物館として再生する案が浮上。特に奈良は観光地にもかかわらず宿泊施設が少ないため、ホテルへの転用を望む声は多いという。受刑者が職業訓練に取り組む理容室が一般開放されるなど「地域と共存してきた」施設として、地元では「活性化の拠点になれば」と期待。重厚な赤レンガの「監獄ホテル」が誕生すれば、話題性も抜群だが…。(山崎成葉) 国の威信かけた赤レンガ建築 奈良県庁から約1キロ北の住宅街にある奈良少年刑務所。重厚なレンガ造りが明治時代からの歴史を伝える。ドーム屋根をもつアーチ型の表門や、庁舎から放射状に5つの収容棟がのびる構造が特徴的だ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く