1930年(昭和5年)10月11日に[17]京都の時計商だった鈴木弥三郎[注 1]が熊本県熊本市の新市街の一角に鉄筋コンクリート3階建ての店舗を建設して銀丁百貨店として本格的な百貨店を開業したのが始まりである[19]。 なお、当店は出品制と呼ばれていたテナントが出店する形態の店舗で[20]、小売商40店が出店していた[10]。 食堂などが人気を集めて「味の銀丁」と言われていたほか、子供遊園地や屋上庭園なども備えていた[19]。 1934年(昭和9年)には福岡県飯塚市の昭和通の東町角にあった筑豊地方初の百貨店だった「丸一百貨店」(1933年(昭和8年)4月開店)を傘下に入れ、「京屋百貨店」と改称したが、1936年(昭和11年)に火災に遭って閉店となった[21]。 1935年(昭和10年)に株式会社丸銀マーケットを設立し[13]、同年12月3日に3階建てへの増築工事が竣工し[22]、1,800