プロダクトマネージャーやプロジェクトに関わるメンバーにとって、明確な目的に対する共通認識をもつことは重要です。 目的達成のために考案される各施策が、どのようにサービス全体に影響を与えるのかを俯瞰するために、多くのビジネスで取り入れられている指標がKGI(重要目的達成指標)とKPI(重要業績評価指標)です。 サービスによって目的は「コンバージョン率をあげるため」、「売上をあげるため」などさまざまですが、要素ごとに分解して生成するツリー状の図を「KPIツリー」と呼びます。 今回は実際に社内のサービス部門マーケティングチームで使われているKPIツリーを実例としてあげながら、サービスによって異なるKPIの決め方・施策の考え方をご紹介します。 KGI・KPIを作るメリット KGI = Key Goal Indicator(重要目的達成指標) KPI = Key Performance Indicat
イベント冒頭、西條氏から投げかけられたのはIndeed買収に至った経緯に関する質問だ。2011年ごろ海外企業への投資を実施するチームを率いていたという出木場氏。Indeed買収のきっかけとなったのは、旅行領域のビジネスを展開する合弁会社の設立に向けて滞在していたインドネシアで見た光景だったと振り返る。 出木場合弁会社設立に向けてジャカルタに滞在していたとき、プロフェッショナルヒッチハイカーという仕事の存在を知ったんです。どんな仕事かというと、他人の車に相乗りしてあげるのが業務内容。というのも、ジャカルタは世界的に見ても渋滞がひどい都市なのですが、渋滞を緩和するために政府が「3人以上乗っていなければ街の中心部に入ってはいけませんよ」という法律を作った。 プロフェッショナルヒッチハイカーたちは、3人以上が乗っていなければ入れないエリアの入り口に立って、1人ないしは2人しか乗っていない車のドライ
取締役の得意分野、一目で 「スキルマトリックス」広がる―株主総会 2021年06月29日07時08分 【図解】スキルマトリックスの例 上場企業の間で、取締役の得意分野が一目で分かる一覧表を開示する動きが広がり始めた。「スキルマトリックス」と呼ばれ、3月期決算企業の約15%が、今月の株主総会の招集通知に掲載した。企業統治改革が叫ばれる中、経営を監督する立場の取締役がどのような能力や経験を持っているかを明らかにすることで、取締役会が多様な視点を踏まえて運営されているとアピールしている。 「新1部」は社外取締役3分の1以上 東証改革で企業統治強化―金融庁 スキルマトリックスは企業経営や財務会計、営業など経営戦略の実現に必要な分野のうち、それぞれの取締役がどの分野の専門性を持つかを示した表。2008年のリーマン危機後、取締役会の監督機能強化策として米国で導入され、国内では16年ごろから活用が始まっ
管理会計とは経営の見える化経営者の方の中には財務諸表なんかみても業績は上がらんよとお考えの方もいるでしょう。確かに、遥か過去のデータを見ても打ち手が見えてきません。ただ、経営者であれば毎月の売上や入金はしっかり御覧になっているのではないでしょうか。売上や入金はどう作られるのかと考えると、従業員の働きが顧客に評価されて売上になると考えることができます。もし、従業員の働きと売上・付加価値の関係が掴めれば、売上や入金が作られる前に問題に対して対策が打てるのではないでしょうか。 コンサルティングの場合には、業務の結果が事業を構成し、事業の結果が財務となり、財務の実態を元に財務諸表や税務申告書が作られていると仮定します。結局は従業員の働きが結果として財務に現れているというのは直感的にも正しいと感じられます。 業務とKPI例えばB2BのIT業であれば、営業担当者の訪問回数が売上に繋がっているかもしれま
人材育成のプロが組織の成長に伴走します。生成AIを活用した各種機能、MBA基礎〜DXなど最新知識まで測定もできるeラーニングも用意。 詳細を見る 「限界費用」や「限界利益」という言葉、意味をきちんと説明できますか。数年前には『限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭』という書籍が注目を浴びました。ドイツ政府が主導するIndustry4.0の参謀とでも言うべきジェレミー・リフキン氏の著作です。 この場合の「限界」という言葉は英語の「marginal」の訳ですが、ある意味で最も紛らわしい訳語の代表格です。また、経済学や戦略論で用いられる限界費用や限界利益と、(管理)会計の分野で用いられる限界利益などの使い方が多少違うことも、混乱に拍車をかけています。今回はこのあたりを簡単に整理してみます。 限界費用とは もともと経済学の考えでは、marginalという言葉は数学でいう微分、
日本企業では管理会計業務の行われ方に特徴があると言われています。もしかして日本だけが特別なのかもしれません。 私が勤めてきたアメリカ企業では、CFOの率いるファイナンス部門の中に管理会計を担当する組織があり、本社、子会社、部門、工場などにコントローラーと呼ばれる専門家を配置して、会社中の管理会計を担当します。管理会計を担当する人は、Management Accountants、FP&A (Financial Planning & Analysis)と呼ばれ、職業として確立されています。 アメリカ企業では、ファイナンス部門以外の人たちとの経営に関わる案件での会話では、主に管理会計がベースで行われます。 一方日本企業では、財務会計・法人ごとの会計に重きを置いて経営がなされているようです。そのせいか、管理会計の利用度が低いと感じます。日本で管理会計が発達して成果を上げていると言われてきたのは原価
近年は企業の取り扱う業務範囲が拡大しているため、分野ごとに責任者を配置する必要が生じており、CIO/CHO/CMOなど様々なCxOの肩書が増加しています。CEOの補佐役である「CSO(chief strategy officer)」も例外ではなく、設置する企業が増加しています。 そこで今回は、よくご質問いただくCSOと「CEO/COO/CFOとの違い」とともに、直近でニーズが高まっているCSOの設置背景~役割~キャリアパスについてご説明いたします。 【目次】 CSOの設置が増加している理由はCEOの業務内容の複雑化 CSOとCEO/COO/CFOとの違い CSOの求人内容・年収は1,000万円以上 CSOになるまで/なってからのキャリアパス CSOの設置が増加している理由はCEOの業務内容の複雑化 グローバル化が進む中で、事業環境は厳しくなっています。その状況下、CEOの業務量は増加し、業
Q、当社は2年後に上場を目指して、現在上場準備に取り組んでいます。上場準備のサポートをしてくれている証券会社から「監査等委員会設置会社」に変更するのはどうかと提案を受けたのですが、従来の監査役会設置会社とどう違うのでしょうか? A、監査等委員会設置会社は、2015年5月の会社法改正により導入された制度で、監査役会設置会社との大きな違いは、監査役を任命する必要がなく、その代わりに過半数の社外取締役を含む取締役3名以上で構成される監査等委員会が、取締役の職務執行に関する監査を担当します。上場会社や上場準備会社などで採用されることが多く、柔軟性に富んだ機関設計の一つといえます。以下に詳しく解説させていただきます。 解説(公開日:2020/12/09 最終更新日:2021/01/21) 1.監査等委員会設置会社制度が設けられるにいたった経緯 株式会社の取締役の職務執行に関する監査制度は、以下のよう
不祥事・炎上はなぜ絶えない? スタートアップ企業のトラブル事案から考える、危機管理広報の在り方:働き方の「今」を知る(1/4 ページ) 2021年2月下旬、スタートアップ企業におけるコンプライアンスやガバナンス体制の在り方と、危機管理広報の重要性について深く考えさせられる出来事が頻発した。 一つは、美容や健康にまつわるサプリメントを販売する複数のスタートアップ企業の宣伝にまつわるトラブルだ。彼らが扱うサプリメントは法律上「健康食品」に分類されるため、医薬品とは異なり、広告やPRにおいて効果や効能をうたうことができない決まりになっている。しかし、販売サイトには「免疫力」「内側から身体を温める」「若返りを感じた」――といった形で、あたかも効果効能があるかのような表現が使われていた。さらには「肌トラブルを分析して提供」「継続的に飲む」という具合に、医薬品と誤認させるかのような販売方法もとられてお
会社の体制が大きく変わり、カオスの中に少しの静寂(暇)ができました。特に日々執行に勤しんでいる方々は皆そうだと思いますが、色んなこと考えているのにそのプロセスをアウトプットする機会があまりなく、結果や結論、最終的な決断のみが共有されるため、サクセッションプランに対する有効な情報を残すことも出来ていないことと思います。僕もその一人。 この時間を有効に活用するため、頭の中にあるイメージと考え方をここに、時間の許す限り吐き出していこうと思います。時折、言葉が足りないところも前提条件やバイアスの記述が足りないところもあるかと思いますが、混沌とした頭の中を曝け出すプロセスにはつきものですので、大目に見ながら読んでいただけると幸いです。 財務諸表と同じように見える化する会社は財務諸表によって経営されるものなので、経営者たるもの財務諸表を見ながら戦略を立てるべきであると僕は考えています。数字以外信じない
バリューチェーンとは、事業活動を機能ごとに分類し、どの部分(機能)で付加価値が生み出されているか、競合と比較してどの部分に強み・弱みがあるかを分析し、事業戦略の有効性や改善の方向を探ること。 1つの製品が顧客のもとに届くまでには、さまざまな業務活動が関係する。ポーターは「モノの流れ」に着目して企業の活動を主活動と支援活動に分け、それにマージン(利益)を加えて全体の付加価値を表している。主活動は、部品や原材料などの購買、製造、出荷物流、販売・マーケティング、アフターサービスなどがある。支援活動は、主活動を支える人事や経理、技術開発などの間接部門がこれにあたる。 分類において重要なのは厳密性ではなく、企業の多彩な活動に着目し、それらの役割、かかるコスト、全体としての事業戦略への貢献度を明らかにすることである。 バリューチェーンを用いて業界分析をすることで、業界や市場ごとに競争を有利に運ぶポイン
■応募方法 応募はこちらから 一休 × SmartNews イベント応募ページ ■イベントについて 一休はデータ活用を最大限にレバレッジした「データドリブン経営」を実践し、 第二創業期に入った現在も成長を続けています。 一休におけるデータサイエンティスト・マーケターは、経営を補完する役割ではなく 「経営・事業を動かす最重要な役割」を担っています。 自らもデータサイエンティストの代表・榊を中心としたチームで取り組んでいます。 「データドリブン経営」の最前線にいらっしゃるスマートニュース社 西口一希様と共に、 一休の実データを踏まえた"超具体的"な解剖や、強いデータサイエンティスト・マーケター になるためのポイントなどをセッションします。 ■具体的には ・強いデータサイエンティスト、マーケターになるためのポイントとは ・「PL責任をもつ、ビジネス感度を上げる」といった、本当の意味で活躍できるデ
ユニットエコノミクスとは? 顧客当たりの利益の測定に一体何の意味があるのか? 2018年10月11日 2018年10月12日OmiTomoaki ユニットエコノミクス? なぜ顧客1人当たりの利益を測るの? 出典:gahag.net 主にスタートアップ・新規事業の分野で測定される数字の1つであるユニットエコノミクス。 1顧客当たりの経済性を意味するこの指標ですが、全体の利益だけでなく顧客当たりの利益を測ることに何の意味があるのでしょう? コンサルタントやアナリストがまたそれっぽい用語を言っているだけではないのでしょうか。 当然、そのようなことはありません。 この指標の測定にはしっかりとした意義があります。 むしろユニットエコノミクスが健全化されていないまま事業を拡大させてしまうと大事故に発展する恐れすらあります。 スタートアップや新規事業開発者にとっては無視することのできないユニットエコノミ
ネットには「無料」で貴重な情報がたくさんある。統計学の教科書から、戦略コンサルによる「変革」の指南書まで、様々なコンテンツをまとめてみた。 ◆OpenIntoro - 統計学の教科書https://www.openintro.org/stat/textbook.php?stat_book=os 436ページの統計学の教科書が無償ダウンロード(PDF)可能。Openintroという米大学の教員などが「オープンソース」の試みとしてまとめた仕事で素晴らしい。編者の一人のミシガン大の教員によるCourseraの講座もある。 PDFファイルはこちら ◆BCG - 「企業変革」の手引きhttps://www.bcg.com/publications/collections/transformation-breakthrough-performance.aspx 戦略コンサルのBCGによる「変革」の指南
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