Kyoto Tycoonやmemcachedにてnoreplyオプションを使ってパフォーマンスを上げる話。 noreplyの功罪 DBに対する更新操作はその成否を真偽値などとして呼出側に返すのが通常であるが、それを省略することでパフォーマンスを上げることができる。memcachedではnoreplyオプションとして知られている。KTの最新版からは、memcachedプラグインと独自バイナリプロトコルでもnoreplyオプションをサポートすることにした。 noreplyを有効にするとなぜ高速化するのか。クライアントはクエリをsendしただけで、recvをせずに次の処理に移れるからだ。sendシステムコールに渡したデータはカーネルが非同期に処理するので、カーネルとアプリケーションは並列に処理を進めることができる。recvをした場合にはその時点で両者の待ち合わせが発生してしまうのだが、それをしな
連休中はWiiのマリオカートをやりまくってやっとVR7000越えたmikioです。愛車はマッハ・バイクとインターセプターです。さて今回は、分散ハッシュデータベースサーバTokyo Tyrantでmixiの最終ログイン時刻を管理するようにした時の苦労話を書きます。 ログイン処理は負荷地獄 mixiでは、全てのユーザについて、各々の最終ログイン時刻を管理しています。「マイミクシィ一覧」や「お気に入り」などの画面で、友人が近い時間にログインしていてコミュニケーションがとりやすい状態にあるかどうか確認できるようにするためです。 mixiのほぼ全てのページはログインしないと見られないページなので、ほぼ全てのページにアクセスされるたびにログイン確認が行われます。したがって、最終ログイン時刻はほぼ全てのページにアクセスされる度に更新されることになります。mixiの中で最も重いデータベースのひとつとして「
先日、mixiのお話を書いた(500万倍のスケーラビリティ)が、幸いにも多くの方からブックマークをいただく。ブックマークのコメントを眺めているとmixiのアーキテクチャはkazuhookuさんとmiyagawaさんからLiveJournalと同様なアーキテクチャだとの指摘をいただく。早速Googleで検索してみた。 LiveJournal's Backend -- A history of scalling, August 2005, Brad Fitzpatrick, 4ページ目の図を見るとmod_perlやらmemcachedやらmixiのお話のとき出てきたおなじみのコンポーネントが見える。ふむふむ。ユーザが増えてくるとDBをマスター・スレーブ構成にしてマスターに書き込みそれをreplicate(複製)する。読み込みはスレーブから行なうので、スレーブを増やせば読み込みはスケールするが、
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