タグ

ブックマーク / science.srad.jp (5)

  • 都市生活は脳を疲労させる? | スラド サイエンス

    都市は常に知的生活の原動力であり、創造やイノベーションの源となってきた。しかし米ミシガン大学で行われている研究によると、都市環境は我々の脳を疲労させ、能力を低下させているそうだ。研究を率るミシガン大学の心理学者 Marc Berman 曰く、「精神は限りあるマシン」であり、「都市環境がその限界をいかに超えているかということが少しずつ分かり始めた」とのこと (The Boston Globe、家記事より) 。 例えば、都市の混雑した道路で数分過ごしただけで脳の記憶能力や自己制御能力に大きな負荷がかかるとのこと。脳はすれ違う人や交通量や横断歩道など、膨大な量の情報を整理し、必要な情報を選り分け、重要な情報には常に注意を向けている。さらにレストランなどの美味しそうなべ物、購買欲を刺激する商品などの誘惑に打ち勝つ為脳は葛藤している。このような状況で認識能力をコントロールし続けるには多大な労力が

  • 木をベンチや街灯、家の形に「育てる」技術 | スラド サイエンス

    イスラエルのPlantware社はテルアビブ大学の研究チームと手を組み、生きた木をベンチや街灯、公園の遊具、家などの形に育てる方法を開発している。(家記事、写真ギャラリー)。 生きた木の形成は昔から行われてきているが、Plantware社の手法は枝ではなく根を形成するという点が新しいとのこと。使うのは柔らかい根をもつ空中栽培可能な植物であるが、この植物は根を地中に埋めると木質化が始まり、木の幹のように太く固く育ち始めるという特徴を持っている。ラボで根を十分に伸ばし、形を作ってから根の先を地中に埋めることで、自在な形に加工できる上、堅強さも実現できるとのこと(図解)。 研究者によると生きている木で出来た家は暴風雨にも耐えられるとのことで、「地震や津波に耐えられる構造は木しかない」とも述べている。 現在米国や豪州でベンチや遊具などのパイロットプロジェクトが進行中とのこと。人が乗れる程頑丈にな

  • 太陽系第4の準惑星、「Makemake」と命名される | スラド サイエンス

    国際天文学連合は7月19日、2005年5月に発見された太陽系外縁天体「2005 FY9」について、これを「冥王星型天体」として認め、新たに「Makemake(マケマケ)」と命名したと発表した(プレスリリース)。 このマケマケは以前「惑星でない」と定義されて話題になった冥王星と同じ「準惑星」に分類される天体で、直径は同じく準惑星のセレスや冥王星に次ぐ大きさ(冥王星の4分の3〜2分の1程度)と推測されている。 なお、「マケマケ」の由来はモアイで有名なイースター島の神話で人類を想像したとされる神の名前だそうだ(命名者のBrown氏のブログ)。

    yasterize
    yasterize 2008/07/22
  • ブラックホールの内部構造をスパコンで検証 | スラド サイエンス

    英国の物理学者であるホーキング博士は1974年、ブラックホールが光などを放出しながら 少しずつ小さくなり、最終的に蒸発してしまうという、いわゆるホーキング輻射の存在を理論的に示したが、 高エネルギー加速器研究機構のリリースによれば、このホーキング博士の理論において、ブラックホール内部に熱源が存在するという予測がKEKのスパコンによるモデル計算で検証されたようである。リリース文の解説では、 素粒子の究極理論とされる「超弦理論」においては、すべての素粒子を極めて小さな「弦」の様々な振動のしかたとして表すが、その中には重力を媒介する粒子も含まれ、一般相対性理論を素粒子のスケールまで自然に拡張することができる。このことから超弦理論を用いればブラックホールの内部構造を解明できると期待されていたが、弦の間に働く相互作用が強いため具体的な計算は難しく、超弦理論の予測を実証できるかどうかについて世界の理論

  • 紙ヒコーキよ、宇宙から地球に届け | スラド サイエンス

    朝日新聞の記事によると、宇宙ステーションから地球に降りてこられる紙飛行機作りに、日折り紙ヒコーキ協会と東大のグループが取り組んでいる。実験には長さ8cm、スペースシャトル型に折った紙ヒコーキに耐熱処理を施したものを使用。東京大学柏キャンパスにある実験用超高速風洞のマッハ7 (!) 気流内で、耐熱性や強度を調べるとのこと。 紙ヒコーキは軽く、空気の薄いところから減速するので、低速で大気圏を降下でき、燃え尽きることなく地上に帰ってくるのではないかと見ているそうだ。宇宙ステーションからどうやって紙ヒコーキ飛ばすのか、興味が尽きません。

  • 1