メガバンクは気付いている 国内の中堅メーカーに勤める営業職の上坂利夫(36歳・仮名)さんは今年、念願のタワーマンションを手に入れた。東京湾岸地域の3LDK。決断の決め手は超低金利の住宅ローンを借りられたことだった。借り入れ条件は変動金利で年0・775%。4000万円を35年ローンで借りた。これなら月々10万円強の支払いで返済できる。憧れのタワーマンション暮らしという夢を上坂さんは実現させたのだった。 だが、喜んでばかりはいられない。今でこそ過去最低の住宅ローン金利だが、この水準がいつまでも続く保証はまったくないのだから。段階的に金利が上昇し、仮に現在よりも2%上がれば、上坂さんの毎月の返済額は15万円程度に膨らむ。返済計画はあっという間に狂ってしまうだろう。 実際、住宅ローン金利は不穏な動きを見せている。2月25日、三菱東京UFJ銀行が3月の住宅ローン金利(10年固定型・最優遇金利)を0・
![住宅ローンが安くなったと、喜んでいる場合ではない この異常な低金利は「国債暴落」の前兆である(週刊現代) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/372489352b9b4007716378b7b6e9d2b937a5088a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fv3%2Fmeta%2Ffb_ogp-image.png)