6月30日、豪準備銀のスティーブンス総裁(写真右)は、金融政策に望んでいたほど需要を押し上げる力はなく、金融安定に対するリスクとなっていることに各中銀は気付いているとの認識を示した。ワシントンで2014年10月撮影(2015年 ロイター/Jonathan Ernst) [ロンドン 30日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のスティーブンス総裁は30日、金融政策に望んでいたほど需要を押し上げる力はなく、金融の安定に対するリスクとなっていることに世界の各中央銀行は気付いているとの認識を示した。 総裁は訪問先のロンドンで、世界的な金融危機以降の中銀をテーマに講演した。 超緩和政策が金融市場でのリスクテーク拡大につながったものの、実体経済ではそれほどリスクを取る動きが活発化していないと指摘。企業はキャッシュを積み上げ、家計もさらに借り入れを増やすことに後ろ向きのようだと述べ
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