(ブルームバーグ):国際エネルギー機関(IEA)の昨年の石油需給推計で行方不明とされている日量80万バレルの原油生産量について、最近の価格上昇を「説明するには不十分」との見方を、米モルガン・スタンレーが示した。 モルガン・スタンレーは21日のリポートで、IEAの石油需給統計上の不突合である「行方不明の原油生産量」は経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国以外で貯蔵されている可能性が高いと指摘。世界の原油在庫のうちIEAによって直接モニターされていない中国など新興国の在庫の割合が増加しているはずだと述べた。 アダム・ロングソン氏らモルガン・スタンレーのアナリストらはリポートで「行方不明の生産分は強気派が挙げる原油市場の多くの通説の一つだ。OECDの在庫に市場の不均衡の全てが反映されているわけではないため、石油需要は実際より少なく推計されているという理論だ。ただ、それを目にすることができな
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