昨日の夕方、東京で虹が出た。こんなとき遠距離恋愛はつらい。いつもなら二人で夜空を見上げて、同じ星を見て喜びを感じることができるが、虹は一緒に見ることができない。Twitterにアップされる写真を見ていたら、救いようのない寂しさを感じて涙があふれてきた。 というのは冗談だが、虹の原理は面白い。 虹は雨上がりなど、空気中に水滴が残っている状態で太陽の光が差すと現れる。太陽の光は通常は白いが、雨粒の中で屈折すると波長に応じて七色に分光する。色は赤・橙・黄・緑・水・青・紫で、球体の場合、反射する角度が40〜42度と決まっている。だから虹は朝か夕方に現れる。日中は光が上に反射するため、地上からは見えない。 昨日の虹は二重に見えたそうだが、これは副虹と呼ばれている現象だ。雨粒の中で屈折する際、51〜53度で反射するパターンもあるため、主虹の上にもう一つアーチがかかることがある。 反射の角度は虹の形にも