おいしい塩というブランドイメージで定着している「伯方(はかた)の塩」ですが、その由来は瀬戸内海に位置する伯方島(はかたじま)です。 「伯方といえば塩」というイメージしか持っていない私。 はたして伯方島は塩まみれ、いや塩に関するものだらけなのか、島の様子を見て来るとともに、ある野望のため伯方島に向かいました。 (text by 加藤 和美) ■やって来ました伯方島 伯方島は瀬戸内海に浮かぶ島で、愛媛県今治市に属しており、今では瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)で、本州・四国両方と結ばれている。 ちなみに、しまなみ海道は広島県尾道市から愛媛県今治市を結んでいて、連なる島は、向島(むかいしま)、因島(いんのしま)、生口島(いくちじま)、大三島(おおみしま)、伯方島、大島といった諸島を経由している。 さて、伯方島をぐるりと車で走ってみよう。 「瀬戸内海の島」というと、勝手な想像でなんとなくさびれ