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ブックマーク / www.wasteofpops.com (10)

  • 筒美京平氏のこと - WASTE OF POPS 80s-90s

    筒美京平氏が亡くなられたということで、1997年に腹を括って大2枚出して買って、結果大満足した作家生活30周年記念の4枚組×2セットを久々に引っ張り出してきたわけです。 これずっと聴いているとわけわかんなくなってくるんですよ。これ全部同じ人が書いた曲ってありえない。手癖のなさというか、引き出しの多さというか、天才作曲家と呼ばれる方何人かはいらっしゃいますが、その中でも何か他のそういう人には持ち得ないものを持っているというか。 手癖のなさというのはインプットの多さ故だとは思いますが、初期の頃には「パクりだろこれ」と言えてしまいそうなものも正直あります。が、初期を過ぎるともう「たぶん何か海外のものってるっぽいんだけど、完全に消化して出してきてるからよくわかんねえ」みたいな感じになっていて。その「消化」の能力というのは、凄まじいものがあったのだと思います。 自分が彼を強烈に意識したのは高校2年

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  • BARBEE BOYS@代々木第一体育館のライブのこと - WASTE OF POPS 80s-90s

    1月13日はBARBEE BOYS@代々木第一体育館。 BARBEE BOYSについてはまず、1980年代の彼らがどれくらいオリジナリティの塊で、そしてそれ故に解散以降過小評価され続けてきたのか、ということを申し上げねばなりません。 ようやく日でバンドによる音楽がミュージックビジネスの中心になりつつあった1980年代前半、それでも女性ヴォーカルバンドですら稀な時代に男女ツインヴォーカルというスタイルは、当時の世界中見渡しても超レア。 世界的に見て「男女が共にヴォーカルを取るバンド・グループ」の始祖的存在はIke And Tina Turner Reviewの一部楽曲、Peter, Paul and MaryやFleetwood Macあたりが挙げられますが、これらはメンバーの誰かがメイン・ヴォーカルを取る形であったり、ハモったりという形であって、ここまで並列の「ツインヴォーカル」という事

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  • 2019年紅白歌合戦のこと - WASTE OF POPS 80s-90s

    紅白歌合戦見直しました。 正味、「紅白をフェスにする」という前回の方針は凄い勢いでハマり、正味近年では最強の紅白になったわけですが、今回は恐らくもう去年のアレを越えようという方針ではなかったと思います。 少なくとも「2020東京オリンピック」にまつわる演出という「枷」があり、そういうところには持っていけなかったのではないかと。 見た限り、去年のようなすっ飛び方はなく、既存の紅白としての演出の延長線上でどこまでやれるかという感じに見受けました。 正直、ウサイン・ボルトが出てくる文脈などは全体としてもよくわからず、当に「2020東京オリンピック」に引っ張られてしまったな、と。 結果として、演出の部分ではOfficial髭男dismに「ルネッサンス」をやらせ、その後綾瀬はるかに「樋口カッター」やらせたところが多分今回の白眉。 あと、出演者名のテロップの下に変な豆知識入れるの、それはテレビ東京の

    2019年紅白歌合戦のこと - WASTE OF POPS 80s-90s
    ybmelon
    ybmelon 2020/01/06
    今回はももいろ歌合戦見ちゃったから紅白ほとんど見てなかったけど、けん玉のところだけはさすがにテレビの前であーって声が出た
  • 今、ストリーミングに楽曲を出さないミュージシャンのこと - WASTE OF POPS 80s-90s

    遂にラルクが11日に、サザン・桑田佳祐他が20日にストリーミング解禁されまして、最後の分水嶺を越えた感がすごくします。 ラルクもサザンも、どう考えても新たに旧譜CD売ろうとするよりストリーミングを公開した方が儲かる曲多いと思うので、正直遅きに失した感があるとも思うのですが。 で、ここまで来ると解禁してないミュージシャンの方が珍しい状況になってきたのではないかと思い、思い付く限り検索してまだストリーミング解禁してないミュージシャンを探ってみたのですが、正味ここまでの実績として「日三大『ストリーミング出さない勢』」がいます。 「アップフロント」「Being」「ジャニーズ」 ハロプロが当にストリーミングに出てこないということは、アイドル界隈ではよく知られているのですが、調べてみたらKANさんも最近の2作以外は出てないし、スターダスト・レビューもアップフロント所属期の音源は出ていない。アップフ

    今、ストリーミングに楽曲を出さないミュージシャンのこと - WASTE OF POPS 80s-90s
    ybmelon
    ybmelon 2019/12/24
    氷室ってアメリカ在住で向こうの音楽業界の流れにも敏感そうなのにサブスクないんだ、昔は配信限定のシングルとかちょくちょく出してた気がするけど
  • 謎のメンバーがいるバンド・グループのこと - WASTE OF POPS 80s-90s

    瀧のことについては書き始めるとただ感情に委ねてしまうことになるのでここでは書かないでおこうと思うのですが、電気グルーヴでの彼のパートは「瀧」であり、インスト曲も多く持つユニットなのに楽器は一切触らない、でも確固として正式メンバーであるという謎の存在なわけですが、古今東西探してみたらいくつかそういう「謎のメンバー」がいたので、そういうのを並べてお茶を濁そうと思います。 Happy Mondays/Black Grape Bezという世界で一番有名な謎のメンバーを擁するバンド。パート名は「Vibes」または「Bez」。完全に東の瀧、西のBez状態ですが、西の方は東以上にドラッグまみれなことが世間に知られているにも関わらず作品の回収もなければ逮捕すらないので、やっぱり国っていろいろだなと思います。 Flowered Up マンチェスター・ムーブメントに乗って一瞬ですがそこそこヒットした、歌ってる

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  • 「女がいる」バンドのこと - WASTE OF POPS 80s-90s

    最近ふと思ったのが、最近日はガールズバンドやメンバーに女性が混じっているバンドが非常に多いのに、海外それほどでもねえな、ということ。 特に最近の日には「女性メンバーはいるけどフロントじゃない」バンドがすごく増えている気がするのですが、そういうバンドは最近の欧米には少なく感じます。 Talking Heads、Thompson Twins、The Dream Academy、New Order、Sonic Youth、Pixies、Smashing Pumpkins(初期)、My Bloody Valentine、Suede(デビュー前)、Ash(中期)、The White Stripesと、80-90年代あたりには有名バンドにもそういうスタイルそこそこ見かけたのですが、21世紀に入ると最近は当にいない気がする。The Zutons、Johnny Foreigner、Grouplove

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  • 第69回紅白歌合戦を見返したこと - WASTE OF POPS 80s-90s

    今日は紅白歌合戦を見返していました。 今回の紅白は「音楽ショー」として見た場合、少なくとも過去10年では最強だったのではないかと思います。とにかく楽しく視聴できました。 ぼけっと見ながら、何でそう見えたのか3点ほどその理由を思いついてみました。 1)「バズり」の応用 今現在、NHKSNSでのバズりを最もうまくコントロールできている企業体のひとつであることは間違いないと思います。企業って呼んじゃいけないけど。 「チコちゃん」は土曜の朝ドラの次に再放送だったからという編成上の理由はあるにしても、その位置は狙ったようにしか思えませんし、筋肉体操なんかあれは完全に「ネットでバズらせるため」だけの番組と言っても過言ではありません。 そしてバズったそれらをきちんきちんと要所に配置し、利用し、紅白としてのバズに繋げていく。天童よしみの時の「ダンサー+大漁旗+筋肉体操+サックス+カーリング娘」のカオスは

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  • ■ - WASTE OF POPS 80s-90s

    今年もよろしくお願いします。 今日は延々紅白を副音声で見返していました。裏トークは年々酷くなっている気がする。 ざっと拾ったバナナマン・久保田アナとゲストの印象的な台詞。 設楽「(審査員の山中教授を見て)瀬古さん?」 久保田「あ、今ヒム子『お会計』やった!」 設楽「うわーすげえなあ(徳永出演時、歌そっちのけで羽生君の映像に見入って)」 設楽「ぱるる、世界の顔面ランキングに入ったんだって?(天童よしみの熱唱そっちのけで)」 設楽「ラオウみてえだな(和田アキコのステージ終了直後)」 西川貴教「ありのままのーーーー!(May J.の歌に完全に被せて)」 日村「たーこちゃん!たーこちゃん!(SEKAI NO OWARIの「ドラゴンナイト」のサビに合わせて)」 久保田「声を抑えめにとのカンペが来ました」 久保田「西川さんに歌ってほしいのとカンペとのバランスが・・・」 西川貴教「女々しくて!女々しくて

    ■ - WASTE OF POPS 80s-90s
  • ■ - WASTE OF POPS 80s-90s

    VIVA LA ROCKの話の続き。 正直に言えば、もう新しい世代のバンドの音についていくのがしんどいと、ちょっと思ったのですよ。 今回出演したthe telephones、KANA-BOON、キュウソネコカミ、ゲスの極み乙女。、KEYTALKあたりはちょっとアップテンポな楽曲になった時点でBPM170越えしていくわけで。キュウソネコカミなんて曲によっては200越えます。 おっさん世代で速い曲と言えばユニコーンの「大迷惑」やらDragon Ashの「Fantasista」あたりですが、当時「何この滅茶苦茶速いの」と思った、そんなテンポ感をごく当たり前のように標準装備して、アリーナで輪モッシュというか、一旦フロアを丸く開けてから曲がブレイクしたタイミングでその輪の中に走り込んでいくやつに興じる若者が今はどっさりいるんですよ。やってる方も受け手の方も明らかに新世代。 いや、このスピードでそれ無

    ■ - WASTE OF POPS 80s-90s
  • ■ - WASTE OF POPS 80s-90s

    虚構新聞の件。いろいろ意見が出てきていますが、自分は「個人サイトの運営」という方向から書いてみました。超長くなった。ごめんなさい。 自分も個人サイトを運営し、ありがたいことにたくさんの人が来てくれているわけですが、そうなってくると時折考えざるを得ないのが「個人サイトの公共性」という点。 企業がその看板でもってサイトを運営する場合、当然そこには運営目的がありそれに沿って最適な運営を行う上でのポリシーがあるわけですが、では個人サイトはどこまでそのような観点を持つべきなのかという、そんな意識。 たとえば音楽系個人サイトを運営する場合、友達しか見に来ないようなブログであれば、ブログ名に「毒舌」とか掲げて気に入らない曲やバンドに対して「あいつクズじゃん腐ってんじゃねえの死ねよ」みたいなことも平気で言えるわけですし、それが何かの問題になることもほぼありえない。 が、PVが増えてきて多くの人が見ることを

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