示部(しぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では113番目に置かれる(5画の19番目、午集の19番目)。 概要[編集] 示部には「示」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。 単独の「示」の字は自分の考えや物を人に見せることを意味する。字源としては、神や祖霊が宿る木や石でできた神主(位牌や神体といった依り代)を象る象形文字である[1][2][3][4]。後漢の『説文解字』では天(「二」)から日・月・星の3つが垂れている様子を象ると説明されており、このほか祭壇や小さい机を象るという説もあるが、いずれも誤った分析である。 「示」は意符としては鬼神(霊や天神・土地神など)や祭祀、祭器、吉凶禍福などに関する文字に含まれる。楷書では主として下の脚あるいは左の偏の位置に置かれ、偏の位置に置かれるときは「礻」の形に変形して用いられる。 字体差[編集] 礻と示[編集] 筆