最近はトヨタ自動車社長が「終身雇用を維持するのは難しい」との発言して話題になったり、「老後も生活水準を維持するためには退職までに2000万貯めなければ厳しいよ」と金融庁が発表した報告書が大炎上しました。 その他にも経団連の中西宏明会長が「終身雇用は制度疲労。限界にきている」と持論を展開したり、みずほ銀行が副業を積極的に推進しようとしたり、古き良き時代の終身雇用・年功序列の日本型雇用が黄昏の様相を見せております。 日経新聞ではジョブ型雇用を取り入れる企業の記事が目立つようになってきました。 ジョブ型雇用というのは、職務や勤務地を明確にして、職務記述書で担当業務(=必要とされる専門性)を労使で共有し、仕事に対して人を割り当てる雇用方式です。 日本は伝統的にまず人を採って、そこに仕事を割り当てていく「メンバーシップ型雇用」を採用しています。 このメンバーシップ型雇用は、戦後、日本が右肩上がりで成