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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (14)

  • 若い星を取り巻く円盤に大量の水蒸気を検出

    【2007年9月7日 Spitzer News Room】 NASAの赤外線天文衛星スピッツァーによる観測で、将来惑星が誕生すると思われる原始惑星系円盤に、地球の海水の5倍に相当する水蒸気が検出された。 銀河NGC 1333中の原始星NGC 1333-IRAS 4B。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/R. A. Gutermuth (Harvard-Smithsonian CfA)) 原始惑星系円盤と原始星を取り囲むガスと塵の雲のイラスト。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/T. Pyle (SSC)) 米ロチェスター大学のDan Watson氏らの研究チームは、NASAの赤外線天文衛星スピッツァーを使い、原始星30個を観測した。原始星とは、ガスと塵の雲から凝縮したばかりの、生まれたての星だ。さらに星の周囲には、やがて惑星を誕生させると考えられる原

    yenden
    yenden 2007/09/08
    イラストがまたかっこいいですね。
  • スピッツァーとチャンドラ、4つの銀河による大合併を撮影

    【2007年8月21日 Chandra Photo Album】 NASAの赤外線天文衛星スピッツァーやX線天文衛星チャンドラなどの望遠鏡が、4つの銀河が衝突しつつある場面をとらえた。大合併により宇宙最大級の銀河が誕生しようとしている。 銀河の合体現場。スピッツァーの赤外線画像(赤く着色)、地上望遠鏡の可視光画像(緑)、チャンドラのX線画像(青)を重ね合わせた疑似色画像。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/K. Rines (Harvard-Smithsonian CfA)) 銀河の合体を間近で見たときの想像図。重力ではじき出されてしまった恒星のまわりを惑星が回っていたら、地上ではこのような光景が広がっているかもしれない(提供:NASA/JPL-Caltech/T. Pyle (SSC)) 銀河の衝突は、おおぐま座の方向約50億光年の距離にある銀河団(解説参照)「CL

    yenden
    yenden 2007/08/23
    ちょっと想像が追いつかないくらい(そんなことを言っても宇宙ではほんとに片隅の出来事ですが)スケールの大きな話ですね。想像力が刺激されて実におもしろいです。
  • 恒星の二重円盤構造の劇的変化を世界初観測

    【2007年8月21日 西はりま天文台】 兵庫県立西はりま天文台の「なゆた望遠鏡」は2005年に恒星プレオネをとりまく二重円盤を発見したが、その後も続けて観測を行い、2つの円盤がわずか1年で劇的に変化していくようすをとらえた。外側の円盤が崩壊していく一方で、生まれたばかりの内側の円盤は急成長している。新旧の円盤が交代しようとしているらしい。 西はりま天文台 プレスリリースより 兵庫県立西はりま天文台の2メートル『なゆた望遠鏡』(国内に設置された望遠鏡としては最大、公開望遠鏡としては世界最大)が、すばる(M45・プレアデス散開星団)に属する恒星プレオネの周囲に存在する傾斜二重円盤をモニター観測してきた結果、1年ほどの間に内側の円盤の大きさが2倍となり、逆に外側の円盤は消滅寸前であることを見いだしました。恒星における二重円盤構造の劇的変化を世界で初めてとらえたことになります。詳細な論文は、8月

    yenden
    yenden 2007/08/23
    これは実際の画像で見てみたいものですね。
  • 「エンデバー号」が無事帰還

    帰還を1日早めたスペースシャトル「エンデバー号」が、米国東部夏時間8月21日午後0時32分(日時間8月22日午前1時32分)に、NASAのケネディ宇宙センター(KSC)に無事着陸した。 STS-118ミッションでは、計4回の船外活動によって国際宇宙ステーション(ISS)の建設が進められた。また、宇宙から授業を行った元教師Barbara Morgan宇宙飛行士は、帰還後のコメントで、自身が体験したすばらしい宇宙飛行を多くの教師にも体験してもらいたいと話した。 <参照> NASA Space Shuttle: http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html STS-118 MCC Status Report #27 JAXA 国際宇宙ステーションの組み立てフライト 13A.1 [STS-118] : http://iss.j

    yenden
    yenden 2007/08/23
    トラブルやハリケーンなど懸念材料も多かったのですが、無事帰還できたことがなにより喜ばしいですね。
  • 痕を残したのは流星? いえ、れっきとした恒星です

    【2007年8月16日 NASA JPL】 夏休みは流星シーズンということで、流星が通ったあとの「流星痕」にも見えるこちらの画像。その正体は流星痕ではなく、彗星の尾でもなく、何とみずから輝く正真正銘の「恒星」が、移動しながら残した物質なのだ。 GALEXがとらえたミラの「しっぽ」。右側がミラで、左下の星はわれわれから見て手前にある別の恒星。しっぽは紫外線でしか輝いていないため、今まで見過ごされてきたようだ。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech) われわれがふだん「流星」と呼んでいるのは、大気圏に突入した微粒子が引き起こす発光現象で、流れたあとにはまれに「流星痕」と呼ばれる筋状の雲のような跡が残る。それに対して「彗星」は氷などでできた太陽系天体で、太陽に近づくとガスやちりを放出して尾を形成する。どちらも、太陽系のはるか外に位置する「恒星」とはまったく関係がない。 ところが、

    yenden
    yenden 2007/08/17
    有名な変光星、くじら座ミラの写真です。
  • スペースシャトル「エンデバー号」、打ち上げ成功

    【2007年8月9日 NASA Space Shuttle News】 NASAのスペースシャトル「エンデバー号」(STS-118)は、米国東部夏時間8月8日午後6時36分(日時間8月9日午前7時36分)に打ち上げられた。11〜14日間の飛行で、乗務員は国際宇宙ステーション(ISS)の組み立てと補給を中心としたミッションに取り組む。また、20数年越しの夢だった「宇宙にいる先生からの授業」が実現する。 米フロリダ州のケネディー宇宙センターから打ち上げられた「エンデバー号」は夕焼けの空を明るく照らしながら飛び立っていった。NASAのマイケル・グリフィン(Mike Griffin)長官は「打ち上げがこれ以上うまく行くことはありえない、完璧だ」とコメントした。 今回のミッション(STS-118)はスペースシャトル119回目の飛行で、スペースシャトルによる22回目のISSへの組み立て・補給ミッショ

    yenden
    yenden 2007/08/10
    エンデバー打ち上げニュースのAstroArts版。
  • 太陽系外縁の巨大製氷器? カロンに新種の氷火山

    【2007年8月3日 Gemini Observatory】 冥王星の衛星・カロンに、溶岩ではなく新鮮な氷が吹き出す「氷火山」が見つかった。そのメカニズムは、これまでの氷火山の常識をくつがえしそうだ。カロンのように大きな太陽系外縁天体は、地下に液体の水をためていて、ときおり噴出させては氷で化粧をしているかもしれない。 氷が吹き出すカロン(右手前)の想像図。左奥は冥王星。クリックで拡大(提供:Gemini observatory / Software Bisque / Mark C. Petersen, Loch Ness Productions / Sky-Skan, Inc.) 一般にカロンは「冥王星の衛星」とされるが、質量は冥王星の10パーセントにもなる。これは地球の1パーセントしかない月と比べれば異常に大きい。カロンが冥王星のまわりを回っているというより、2つの天体が共通の重心のまわ

    yenden
    yenden 2007/08/04
    冥王星は惑星扱いじゃなくなっちゃいましたし、カロンも冥王星の衛星というわけにもいかないわけですよね。しかし氷火山は映像で見てみたいものです。
  • 日米の天文衛星、隠れていた巨大ブラックホールを明らかに

    【2007年8月3日 京都大学 ニュースリリース】 日のX線天文衛星「すざく」とNASAの天文衛星「スウィフト」の観測で、一見平凡な銀河の中心に埋もれていた巨大ブラックホールが見つかった。今回の発見は、中心核にばく大なエネルギーを生み出す巨大ブラックホールを持ちながら、それを隠したままの銀河が多いことを示唆している。 ESO 005-G004周辺の可視光画像に、「すざく」搭載のX線CCDカメラで得られたX線強度の等高線(緑)を重ねた図。クリックで拡大(提供:(可視光画像)STScI Digitized Sky Survey) ESO 005-G004の中心核にある巨大ブラックホール周囲の想像図。まわりを囲む物質は「ドーナツ」よりも「殻」に近く、ほとんどの光がさえぎられている(提供:JAXA) 銀河の中には、中心核がひじょうに明るいものがある。そこからは可視光だけでなく、電波からX線にいた

    yenden
    yenden 2007/08/03
    銀河の中心にあるというブラックホール。まだなかなか実感としては掴みづらいところはありますが、じょじょに明らかになってきていることはたくさんありますね。
  • 132億光年かなたに成熟した星をもつ銀河を発見

    【2007年7月26日 Caltech Media Relations】 われわれから130億光年以上のかなたに6つの銀河が発見された。これらの銀河は、ビッグバンから5億年後の初期宇宙に存在していたと考えられている。銀河には成熟した星が発見されており、宇宙で最初に星が輝き始めたころに誕生した可能性が指摘されている。 ビッグバンから30万年ころの宇宙では、大量の水素があったために星や銀河の光が届かなかったと考えられている。10億年ほど続いたこの期間は宇宙の「暗黒時代」と呼ばれている。やがて大量の星が誕生し紫外線が放射されるようになったことで、暗黒時代は終わりを告げたと考えられている。最初に星の光が輝き始めた瞬間、つまり「宇宙の夜明け」を観測することは、宇宙の進化を知る上で大きな課題となっているのだ。 カリフォルニア工科大学のRichard Ellis教授らのチームは、重力レンズ(解説参照)を

    yenden
    yenden 2007/07/27
    前に貼ったニュースと同じ元ネタですが、こちらには重力レンズの図解と解説が入ってるのがポイントですね。
  • 超新星残骸に、隠れたパートナーをもつ中性子星

    【2007年7月25日 Chandra Photo Album】 RCW 103は、超新星爆発が起こってから2000年ほど経過した超新星残骸だ。その中心には、爆発で形成された中性子星が存在している。この中性子星のX線放射や自転の速度は通常と異なっており、その原因として小さな伴星の存在があげられている。 超新星残骸RCW 103。中心にある青い点が中性子星。クリックで拡大(提供:NASA/CXC/Penn State/G.Garmire et al) この画像はNASAのX線天文衛星チャンドラがとらえた超新星残骸RCW 103で、中央にある青い点が、爆発とともに形成された中性子星(解説参照)と考えられている。 超新星の爆発で吹き飛んだガスがつくる超新星残骸は、かに星雲をはじめとして、はくちょう座の網状星雲、ケプラーの超新星残骸、ティコの超新星残骸などがよく知られている。爆発は球殻状に広がりな

    yenden
    yenden 2007/07/26
    ぼんやりとしたガスの中心に中性子星が輝く。実際にそう見えるわけではないのでしょうが、美しい光景です。
  • 土星の衛星イアペタスは急速に形成された

    【2007年7月25日 JPL News Releases】 土星の衛星イアペタスには、赤道に沿って長さ1000km以上も連なる山脈が見つかっている。この筋のような特徴的な地形が存在する理由は、イアペタスが太陽系誕生後まもなく形成され、その後急速に冷えたためらしい。 2005年にNASAとヨーロッパ宇宙機関(ESA)の土星探査機カッシーニが、土星の衛星イアペタスの赤道と同じ位置に幅約20km、長さ1300kmにわたって山脈が存在しており、くるみを思わせる形をしていることを明らかにした。しかし、なぜこのような山脈が形成されたのかは、発見当時はよくわかっていなかった。 山脈の形成に関する研究成果を発表したのは、NASAのジェット推進研究所でカッシーニ計画にたずさわるJulie Castillo氏らのチームだ。 Castillo氏らの研究によれば、形成間もなく、まだどろどろに溶けていたころのイア

    yenden
    yenden 2007/07/26
    拡大画像を見てみると、確かに「胡桃」のような特徴があることがよくわかります。
  • 火星探査車を阻み続ける最悪の砂嵐

    【2007年7月23日 Mars Exploration Rover Mission: Press Release 】 火星では、ほぼ1か月にわたってひどい砂嵐が続いている。NASAが送り込んでいる2機の火星探査車のうち、とくにオポチュニティーは、深刻な影響を受けている。砂嵐によって太陽光の99パーセントが遮断され、じゅうぶんな電力が得られず、電源が切れかねない状態にある。 オポチュニティーがとらえた地平線の画像。1番左が約1か月前。1番右の画像(7月16日ころ撮影)では、地平線と空の区別がつかないほどに空気の透明度が低くなっている。画像の下にある4ケタの数字は経過日(火星日)。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Cornell) 火星探査機マーズ・リコナサンス・オービター(MRO)が上空からとらえた2日間の画像。(提供:NASA/JPL/MSSS ) 現在、双子の火星

    yenden
    yenden 2007/07/24
    これで探査車が動作不能になってしまったらもったいないですよね。
  • 月面一時現象の謎、400年を経て解明か - Astro Arts

    【2007年7月20日 Columbia News】 月面の色や明るさが変化する現象は、400年にもわたり数千人の研究者たちに肉眼で観測されてきた。そのメカニズムは解明されるどころか、現象そのものを目の錯覚とする考え方もあるが、ガスの噴出と関係があるという結果が発表された。 月面一時現象(TLP)をとらえた画像(中央の明るい点がTLP。(白い矢印は、ニュース編集部による)。クリックで拡大(提供:Columbia's Department of Astronomy, Photo by Leon Stuart) 400年以上にわたり、月の表面が異常に明るくなったり暗くなったり、色が変化したりするようすが数多く観測され、写真にも収められてきた。1971年のアポロ15号や1998年のルナ・プロスペクターによっても月面探査の際に目撃されている。この現象は、「月面一時現象」(TLP)と呼ばれている。長

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    yenden 2007/07/24
    一時現象という呼び方が素っ気ないですが、この現象自体は興味深いですね。昔から話題にはなっていましたが、解明されるなら楽しみです。
  • 「スポンジ」からしぼり出された秘密 土星の衛星ハイペリオン

    【2007年7月11日 CICLOPS/NASA Mission News】 土星の衛星では8番目に大きいものの、いびつで穴だらけの天体、ハイペリオン。まるでスポンジのような外見は、われわれのイメージとは異なり、クレーターによるものだった。また、二酸化炭素や有機物が表面に「染みついて」いることもわかった。 スポンジの穴は一発であいた カッシーニが2005年9月26日に撮影したハイペリオン。クリックで拡大(提供:NASA/JPL/Space Science Institute) われわれの太陽系には無数の天体があるが、「スポンジのような」と例えられるのは、今のところハイペリオンだけだ。 小惑星や衛星の姿といえば、クレーターだらけの表面が想像されることだろう。一般にクレーターといえば、小天体の衝突で生じた、表面が円形にへこんでいる地形だ。ところが、2005年にハイペリオンへ接近したNASAの土

    yenden
    yenden 2007/07/11
    なかなか不思議な表面の状態です。写真が見られるだけでも嬉しいですね。
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