おととし広島市の警察署で、事件の証拠品として保管されていた現金8500万円余りが盗まれた事件で、警察は、管理が不適切だったなどとして当時の幹部ら7人を処分しました。 これについて広島県警察本部の石田勝彦本部長は記者会見で「あってはならないことで、県民の皆さんに深くおわびします」と陳謝しました。 そのうえで、証拠品の管理が不適切だったなどとして、 ▽金庫の管理責任者だった当時の会計課長と、現金を押収し保管した生活安全課の当時の課長の2人を戒告の懲戒処分に、 ▽署長と当時の副署長ら5人を本部長注意の処分にしました。 盗まれた現金は詐欺事件の被害者に返還されるため、広島県警は内部で補填(ほてん)することにしていて、幹部などからほぼ同額を集めたとしています。
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