事故車両の軌跡を調べる府警の捜査員=24日午前10時54分、京都府八幡市八幡双栗、伊藤進之介撮影事故現場見取り図 連休明けの朝、また痛ましい事故が起きた。京都府八幡市で、小学生の集団登校の列に、乗用車が歩道の柵をなぎ倒す速度で突っ込んだ。児童5人が負傷し、男児1人は意識不明。ランドセルを背負ったまま血を流して倒れた男の子を、大人たちは「しっかりしろ」と必死に励ました。 18歳運転の車、児童の列に突っ込む 現場近くの70代の男性は「ギギギ、ガガガ」という大きな音とパトカーのサイレンで外に飛び出した。血を流した児童が歩道に倒れていて、動かなかった。「小学校の登校時間なので不安になって見に行った。ほかにも数人の子がいたが、ショックなのかぼうぜんと近くに座り込んでいた」と話した。 近所の会社員西村清次さん(41)が現場のほうを見ると、畑に車が突っ込み、砂ぼこりが舞っていた。黄色い帽子をかぶり
【動画】元気になった迷い犬「富士男」=國米あなんだ撮影元気を取り戻しつつある富士男=RJAV被災動物ネットワーク提供保護されて元気を取り戻した「富士男」。多摩川沿いでの散歩がお気に入り=東京都昭島市中神町3丁目富士山頂付近で保護された直後の「富士男」=7月29日午後、静岡県小山町の須走口登山道5合目体を洗ってもらっている富士男=RJAV被災動物ネットワーク提供 【国米あなんだ】富士山頂付近で7月に保護された「迷い犬」が、動物保護団体のもとで、元気を取り戻しつつある。やせ細った姿で見つかったが、保護が報道された後、引き取りたいとの問い合わせが全国から殺到している。 富士山頂で迷い犬保護 犬はオスの雑種。世話をしている「RJAV被災動物ネットワーク」(東京都昭島市)から、「富士男」と命名された。代表の佐藤厚子さん(53)によると、保護直後に約16・5キロだった体重は18キロに増加。栄養失調
フタバ産業をめぐる贈賄容疑事件の構図 中国での事業展開にあたり、地方政府幹部に賄賂を渡していたとして、愛知県警捜査2課は11日、トヨタ系列の自動車マフラー最大手「フタバ産業」(愛知県、東証1部)の元専務(68)を不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)の容疑で逮捕した。県警は会社の関与を調べるとともに、元専務が多額の現金を使い、ほかの公務員に対しても賄賂工作をしていた可能性があるとみて捜査を進める。 外国公務員への贈賄罪が同法改正(1998年)で設けられて以降、贈賄罪の適用は4件目。中国が舞台となった事件は初めて。 捜査関係者によると、逮捕容疑は、中国事業担当の取締役として現地法人(香港)の代表を務めた元専務。中国広東省の同社工場が税関当局から違反行為を指摘された2007年ごろ、税関の処分が軽くなるよう地元の政府幹部に働きかけを依頼し、日本円で数十万円分の現金を渡したというもの。 続
愛知県大府市の市立大府南中学校で5月、水道の蛇口が開けられ、校舎内が水浸しになった事件で、県警東海署は、同中学校教諭、吉川祐正(ひろまさ)被告(26)=別の器物損壊などの疑いで逮捕、起訴=を威力業務妨害などの疑いで3日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者が明らかにした。 再逮捕容疑は、5月8日未明から朝にかけ、勤務先の大府南中学校に侵入し、手洗い場の水道の蛇口約40個を開いて、排水口をふさぎ、教室や廊下を水浸しにして授業を妨害。さらに、保健室から全校生徒486人分の健康管理指導カードとノートパソコン1台を盗むなどしたというもの。 中学校ではこの日、教室の黒板に黄色いチョークで「死」と書かれているのが見つかっていて、東海署は吉川被告の犯行の可能性があるとみている。 吉川被告は、自宅近くの別の中学校の窓ガラスにサッカー日本代表の選手名を落書きしたり、校舎のライトを盗んだりしたとして、器
【香取啓介】東京電力福島第一原発のタンクから約300トンの汚染水が漏れた問題で、東電は30日、穴は長さ2・5センチ、幅1ミリのすき間状とする推定を明らかにした。タンクの底部から空気を送り込み、気泡が出るかどうかを確認する方法で漏れた箇所を特定する。 この日、原子力規制委員会が開いた汚染水対策の作業部会で報告した。漏れが発覚したのは今月19日。翌20日にタンク内の水位の減り具合を測ったところ、6時間で5トン減ったことから穴の大きさを推定した。約20メートル離れた場所で働いていた作業員の被曝(ひばく)線量が7月から上がっているため、漏れ始めは、発覚の1カ月以上前としている。微少な漏れで始まり、徐々に穴が大きくなっていったと見ている。 穴は、タンク底部にある、鋼板をボルトで締めた継ぎ目付近にあると東電は見ており、同型のタンクの交換のほか、継ぎ目の内張りを行う補修工事も検討している。 関連リン
東京電力福島第一原発のタンクから汚染水がもれた問題で、東京電力は改めて現場の状況を調べたところ、4カ所で高い放射線量を確認したと発表した。線量は、タンク底部の継ぎ手付近で最大で毎時1800ミリシーベルトだった。人間が4時間あびると確実に死亡する線量だが、ほとんどが透過力の弱いベータ線なので、容易に遮蔽(しゃへい)できる。 関連リンク汚染水漏れ、国会チェック機能果たさず 審議先送り(8/30)汚染水漏れ審議、国会先送り 五輪招致への影響考慮(8/30)汚染水漏れ、長さ2.5センチのすき間からか 東電推定(8/30)安倍首相「政府が責任持つ」 汚染水漏れ、レベル3に(8/29)原発汚染水漏れは7月から? 東電、1カ月見逃す(8/27)最新トップニュース
菅義偉官房長官は29日午前の記者会見で、日本の政治家らの歴史認識に「深い省察が必要」と発言した国連の潘基文(パンギムン)事務総長の発言について、「真意は明らかになった」として、今後問題視しない考えを示した。 潘事務総長「日本のみの指摘ではない」 菅氏は、潘氏がハーグで立ち話をした松山政司外務副大臣に「発言は日本にのみ指摘したものではない」と説明したほか、記者会見で「韓国、中国を含む3カ国について説明したものだ」と述べたことを理由に挙げた。 菅氏は27日の記者会見で発言について「我が国の立場を認識したうえで行われているのか、非常に疑問を感じる」と批判し、潘氏の真意を確認する考えを明らかにしていた。 関連記事潘事務総長「日本のみの指摘ではない」 歴史認識発言で8/29中国、潘氏発言を評価 歴史認識巡り8/29潘国連事務総長「正しい歴史認識を」 日本に求める8/26韓国外交省「安易な歴史認識
東京電力福島第一原発の放射能汚染水が海に流出している問題で、地下の汚染水が、流出防止用の土中の遮水壁をすでに乗り越えていることが、実測値で裏付けられた。東電が10日に水位の測定値を公表した。 遮水壁は地中に薬剤を注入して固める工法で、地下1・8メートルより深い部分しか作れない。東電が、遮水壁から陸側2メートルの場所に新たに井戸を掘って水位を測ると、地表から地下1・2メートルまで上がっていた。水位は遮水壁の上端を60センチほど上回っており、東電は「越流して海に流出している可能性が高い」とみている。 問題になっているのは1、2号機の海側の敷地。地下水から高濃度の放射性物質が見つかったことから、海への流出を防ぐために7月8日から遮水壁の工事を開始した。しかし、付近の地下水位が急上昇し、壁を越える可能性が指摘されていた。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録
古紙に仕掛けたGPSの動きをパソコンで確認すると、名古屋から三重を経由して大阪へと運ばれている(画面内青線)のがわかるGPSを古紙にくるみ、流通経路を割り出す=名古屋市GPSを仕込んだ古紙を置く石川マテリアルの佐治慎介さん。週2回ほど、名古屋市内のごみ集積所にGPS入り古紙を置く=名古屋市 【加藤勇介】ゴミ集積所に置かれた古紙が、転売目的でこの数年、大量に持ち去られている。これを防ごうと、愛知県古紙協同組合が始めた「全地球測位システム(GPS)作戦」が効果をあげている。ごみの束にGPSを取り付け、流通経路を断つ作戦だ。 愛知県古紙協同組合がGPS作戦を始めたのは2012年9月。名古屋市など各自治体からごみ回収の委託を受ける組合加盟の業者が、収集日に集積所に行っても古紙がないという現象が、10年夏ごろから名古屋市で増え始めたためだ。 新聞古紙市場は、リーマン・ショックを境に買い取り価格
電車内で専門学校生の女性(19)に痴漢したとして、福岡県警は1日、福岡県久留米市田主丸町地徳、九州電力社員の梯(かけはし)一広容疑者(58)を県迷惑行為防止条例違反容疑で逮捕し、発表した。被害者の女性自身が事件後も同じ時間帯の電車に乗って目撃者を探し出し、容疑者の特定につなげたという。 南署によると、梯容疑者は6月26と27両日の朝、4〜29分間にわたり、西日本鉄道の電車内で女性の尻を触ったり、自身の股間を押しつけたりした疑いがある。容疑を認めている、と署は説明している。梯容疑者は通勤中だった。 27日の事件の際、頻繁に後ろを振り返るなど、女性の挙動がおかしいことに気づいた乗客の男性2人が、梯容疑者を捕まえようとしたが、逃げられた。女性は被害を届けるとともに、翌日以降も同じ電車に乗り、約10日間かけて、この男性2人を探し、捜査への協力を依頼。2人の目撃証言などをもとに梯容疑者が特定され
用意した紙を読み上げ、発言を撤回する考えを明らかにした麻生副総理=1日午前、東京・霞が関の財務省、白井伸洋撮影歴史認識をめぐる安倍政権要人の言動 安倍政権は麻生太郎副総理による「ナチス発言」で早期の幕引きを図ったものの、政権ナンバー2が抱えるリスクだけに収束するかは不透明だ。安倍晋三首相が進めようとする「安倍色」の政策実現にも影を落としかねない。 麻生氏の発言撤回を受けて、政権幹部らは一斉に幕引きムードを演出した。 菅義偉官房長官は1日の記者会見で「本人も発言を撤回したし、安倍内閣としてナチス政権を肯定的にとらえることは断じてない。私の会見で、みなさんにご理解いただきたい」と理解を求めた。古屋圭司国家公安委員長は東京都内で記者団に「副総理もピシッと正式に撤回したから、これで一件落着じゃないか」と述べ、政府高官も「今日で幕引きだ」と強調した。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続き
麻生太郎副総理が29日、東京都内でのシンポジウムでナチス政権を引き合いにした発言は次の通り。 僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。 そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動
夫婦げんかをして、家出中だった96歳の無職男性が、中部空港(愛知県常滑市)で保護された。男性は「全国放浪の旅に出ていた」といい、現金2800万円を持っていた。「良い土地があったらそこに住むつもり。北海道か東京に行ってみたい」とも話していたという。 男性を保護した中部空港署によると、中部空港のタクシー乗り場近くで杖をついた高齢男性が1人でいると連絡が28日夜にあり、保護した。男性が持っていたかばんの中に現金が入っていたという。重さは約2・8キロ。 男性は北九州市在住。妻(87)とけんかして25日に家を出た。銀行で現金を引き出した後、沖縄の宮古島に行き、三重県の親戚を訪ねるために中部空港に来たという。男性の家族から家出人捜索願が出ていた。署員は「(妻と)仲直りされるでしょう。トラブルがなくてよかった。大金を持って放浪の旅なんてうらやましい限りです」と話した。 最新トップニュース
大分県津久見市の寺が開いた小学生向けの合宿で、パンツを脱げば高得点を与えるルールのゲームをしていた。男女合わせて約20人が全裸になったという。保護者の抗議を受けて寺は27日に説明会を開き、謝罪した。取材に「子どもは喜んでいると思っていた。認識が甘かったと反省している」と話している。 合宿は22〜23日の1泊2日。寺を母体とする学校法人が運営する幼稚園の卒園生が対象で、1〜5年生59人が参加した。 寺の説明によると、本堂で班対抗のゲームをし、その一つに、服やベルト、ハンカチなどをつなぎ合わせて、その長さで得点を競うものがあった。パンツを脱げば男児に100点、女児に200点を与えるルールで、パンツを脱いだ全員に紙製の金メダルを贈った。寺が確認しただけでも21人が全裸になったという。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする
東京電力は27日、福島第一原発2号機海側のケーブルなどが通る坑道から採取した水から、1リットルあたり23億5千万ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。事故直後に汚染水が流れ込み、たまっている可能性が高いという。 東電が26日に汚染水を採取して検出した。セシウム134が7億5千万ベクレル、セシウム137が16億ベクレル含まれていた。ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質も7億5千万ベクレル検出された。事故直後に検出されたのとほぼ同程度の濃度という。 東電は「高濃度の汚染水は坑道の中にとどまっている状態だと考えている」と説明。しかし、周辺の地下に漏れ出ている可能性もあり、今後詳しく調べるとともに、海に漏れないように地盤を固める工事を進める。 関連リンク汚染水公表、判断から3日後 福島第一、東電社長が陳謝(7/27)原子力規制委に福島県漁連が反発 汚染水の排出めぐり(
26日午前4時50分ごろ、愛知県飛島村の伊勢湾岸道下り線の名港西大橋で、大型トラックが乗用車に追突する事故があった。乗用車には家族連れとみられる4人が乗っていて、30代の男性、2歳くらいの男児が死亡した。女の子の乳児が意識不明の重体。30代の女性は意識があるという。 愛知県警は、トラックを運転していた京都市右京区の会社員、尾呂富士男容疑者(54)を自動車運転過失傷害で現行犯逮捕した。容疑を同過失致死に切り替えて調べる。 県警高速隊によると、現場は名港中央インターチェンジ(IC)と飛島ICの間で、見通しのいい直線。事故当時、渋滞はしていなかったという。 3車線のうち真ん中の車線でぶつかっていて、尾呂容疑者が前をよく見ていなかったとみて調べている。 最新トップニュース
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