前回のエントリーからの続きです。今回は大規模システムと小規模システムでの負荷対策に対する考え方の違いについて述べてみたいと思います。 【小規模システムではパフォーマンスチューニング力が重要】 小規模システムではハードウェアリソースの追加が費用面で難しいので、負荷対策においては限られたハードウェアリソースを最大限活かす方向で頑張ることになります。つまりアクセスが増えてきた場合はパフォーマンスチューニングすることで乗り切ることとなります。 例えば1台のサーバ上にApacheとJAVAとTomcatとMySQLを入れた環境があったとします。最初の頃は特に問題がなくても、徐々にアクセス数が増えてだんだん応答速度が落ちてきたときは、ソースコードを改良したり、オープンソースの各パラメータを調整したり、もしくはmemcachedを入れて繰り返し問い合せられるものをメモリ上にキャッシュさせたりといった、パ