『完本 1976年のアントニオ猪木』を読んだ。つい読んでしまった。出来心で読んでしまった。無意識に読んでしまった。もし読んでさえいなければ...あなたのもとへ飛んでいくのに...。馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではないのに...。 完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)posted with AZlink at 2011.6.30柳澤 健 文藝春秋 売り上げランキング: 28484 Amazon.co.jp で詳細を見る 『完本 1976年のアントニオ猪木』は、1976年にアントニオ猪木が行った「極めて異常な4試合」に焦点をあわせ、この「極めて異常な4試合」が日本のプロレスを永遠に変えたと主張するものだ。1976年の4試合とは、言うまでもなく *1、ウイリアム・ルスカ、モハメッド・アリ、パク・ソンナン、アクラム・ペールワンとの戦いである。コアなプロレスファンではない私にとって、
中立国の戦い―スイス、スウェーデン、スペインの苦難の道標 (光人社NF文庫)posted with amazlet at 09.09.29飯山 幸伸 光人社 売り上げランキング: 38634 Amazon.co.jp で詳細を見る 「中立国の戦い」は3つの中立国の歴史に焦点をあてた本です。3国とは、スペイン、スウェーデン、そして永世中立国として有名なスイスです。他にも中立国は多いのに、なぜこの3国なのでしょう? それはこれらの国が、あの第二次世界大戦のさなかすら中立政策を貫き、成功した国だからです。 そこにはいったいどんな秘密が、そして苦労があったのでしょうか。 中立政策の義務スイス国旗。色を反転させると赤十字の旗になる。 中立といっても色々ありますが、本書で問題にしているのは戦時中立です。戦時中立とは戦争をしている両陣営のどちらにも味方せず、公平に接することです。中立国は以下の義務を果た
「医療がたいへんだぁ、たいへんだぁ」と騒ぎたいだけなら、岩波新書でも 立ち読みすればいいのだが、「何がどう問題でどうやって解決すべきか」に 関心のある前向きな若人には、本書の購入を強くおすすめしたい。 本書の流れとしては、小泉医療改革の総括によって、医療システムの構造的な 問題をあぶりだす。 一言でいうなら、それは医療という破綻確実なシステムへの、一大延命手術だった。 本来、一時的な疾患を想定して作られた保険制度であるが、慢性化しがちな高齢者 医療の比率が増えれば、保険料をどんどん引き上げねばならなくなる。 65歳以上の人間を、15歳以上64歳以下の現役何人で支えるかを扶養率というが、 05年時点で3.3人。これが25年には2.0になることがほぼ確定している。 つまり中学卒業直後の少年少女まで動員して、二人で一人の 高齢者の各種社会保障を面倒見るわけだ。 著者もいうように、これはもはや実現
2009年08月07日02:30 カテゴリ書評/画評/品評iTech 書評 - グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 幻冬舎高部様より献本御礼。 グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 夏野剛 私信:夏野さんへ : ひろゆき@オープンSNSこの本ください。↓ あれ?ひろゆきもらってなかったの? これじゃ書評を後回しにできないじゃん。 本書と著者を評価できるかどうかは、スコープの大きさで決まる。 「全国」なら、買い。 そして「全世界」なら、売りだ。 本書「グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」は、iモードの仕掛人の一人とされる著者が語ったウェブ論。本書を評価できるかどうかは、iモードを評価しているか否かにもよる、と言い換えてもいいかも知れない。 目次 - Amazonより。 第1章 日本のウェブビジネスはなぜ儲からないのか 第2章 ウェブビジネスを成功させる鉄則 第3章 ウェ
この記事を完全に削除しようとしています。記事を削除すると、記事に関連付けられているコメントやトラックバックも削除されます。この操作を元に戻すことはできません。削除|キャンセル 「iCon」、今日の昼ごろ読み終えました。感慨深しであります。あの瞬間にこんなことがあったのね納得する箇所も多く、同時並行のドラマとしてアスキーやマイクロソフトの歴史とオーバーラップさせると面白いなぁ、なんて考えていました。 Appleの名前を最初に見つけたのは、この広告でした。 http://www.macmothership.com/gallery/MiscAds2/apple1b.gif 私の訪問していた、ロスアンジェルスにはApple Iを取り扱っている販売店は無く、数年後初めて訪れたパロアルトのBYTESHOPでApple Iの現物を拝んだことがあります。 このカタログを見ると、コンピュータLabを思い出し
2001年9月11日、ワールドトレードセンタービルが崩壊した映像はテレビで繰り返し放送され、人々の記憶に深く刻まれている。この史上最悪のテロによりニューヨークでは2,749人が亡くなっている。 ビルが崩壊するシーンの強烈なインパクトのせいもあって、我々は飛行機の衝突後まもなくビルが崩壊し、中にいた人の大半が犠牲になったと考えがちだが、実際には最初の飛行機が衝突してから崩壊するまで102分間にわたる猶予があり、最初の衝突時にビル内にいた1万4,000人以上の人の多くが自力で、あるいは、献身的な他の人の助けを借りて建物の崩壊以前に避難を終えることができた。 『9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言』は200回以上に上る生存者やその家族・知人へのインタビュー、警察や消防の更新記録、電話の会話の記録等に基づいて、あのとき、あの建物の中で何が起きていたのかを明らかにし
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