Hewlett-Packard社の過去10年あまりは、失望につぐ失望の時代と言っていい。つい先週もLéo Apotheker氏がCEOの地位を追われ、eBayのCEOを務めたMeg Whitman氏にバトンタッチとなった。テックの世界でも、この交代劇は話題となり、ジャーナリストが皆こぞって記事を書いたのだが、その中でもこの記事は、この10年のドタバタ劇をうまく風刺しているので、ここに一部翻訳することにした1。ぼくの翻訳が信じられなかったら、原文を読んでみるとよいだろう。 1999年、Carly Fiorina氏をCEOに迎えいれる。彼女はLucent社のセールスのお偉いさんで、HPのようなテックの巨人の舵取りをする資格など、これっぽちもない。テックの世界で他に全く人材がいなかったんだろうか。このクソ人事は、取締役会が後継者探しを怠ったことに起因する。 2002年、散々内輪もめしたあとにCo