不特定多数と交流できるインターネットの「コミュニティーサイト」を通じ、18歳未満の子どもが性被害などに遭う事例が相次いでいる。サイトで知り合った人物に呼び出されて被害に遭うケースのほか、送信した自分の画像がネット上に流出する恐れも。犯罪の温床となり規制が進んだ「出会い系サイト」に取って代わった格好でゲームなどの「健全サイト」が悪用されており、兵庫県警は「親子で話し合って、安全な利用を」と注意を呼び掛けている。(山下智寛) 県警少年育成課によると、県内では今年、携帯電話で裸の画像などを送信させる児童ポルノ製造事件が5件あった(12月22日現在)。うち3件で、被害者が容疑者と知り合ったきっかけが、ゲームサイトや会員制交流サイトだった。 今年1月、西宮市の女子専門学校生=当時(16)=に裸の画像や動画を送信させたとして、会社員の男(35)が児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。知り合ったの