米軍普天間飛行場の移設問題は28日、社民党党首・福島瑞穂消費者相(54)の罷免という事態に発展した。 「言葉に責任を持つ政治をやらなければ、と総理に申し上げました」――。「辺野古移設」に反対を続けた福島氏がこの日の記者会見で強調したのは、政権交代の直前、「最低でも県外」と“公約”したことで事態を混乱させた鳩山首相への痛烈な皮肉だった。 一方、この問題で1時間以上、会見に応じた首相は、何度も「心からおわびします」と地元・沖縄への謝罪を繰り返した。 福島氏はこの日午後8時半過ぎ、鳩山首相に大臣を罷免されたことを受け、東京・永田町の社民党本部で記者会見に臨んだ。 「社民党は、沖縄を裏切ることはできません」「私を罷免することは、沖縄を切り捨てることです」 人権派弁護士として、テレビの政治討論番組などに出演していた福島氏は1998年の参院比例選で社民党から出馬して初当選し、当時の土井たか子党首を支え