22日午後4時20分頃、生活保護を受けている男から呼び出された茨城県鹿嶋市生活福祉課の男性主事(31)が、男が住居代わりにしている同市武井釜の廃バスを訪れたところ、突然、男に刃物で腹部を刺され、軽傷を負った。 男性主事が110番し、鹿嶋署員が現場にいた住居不詳、無職東峯保男容疑者(59)を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。 捜査幹部によると、男は「病院の転院を認められず面白くなかった」と話しているという。市生活福祉課によると、同日午後3時50分頃、東峯容疑者から市役所に職員を呼び出す電話があり、主事が訪問。その後、主事から同課に「刺された」と連絡があった。主事は生活保護の申請や受給資格の確認を行うケースワーカーを務めていた。東峯容疑者は2010年1月から生活保護を受けていたという。