リッパート駐韓米大使への襲撃事件を機に、韓国内で、米韓同盟の強化を訴える論調が強まっている。関係が揺らぎかねないとの危機感の裏返しだが、米政府高官の発言をめぐって高まっていた米国批判の世論も吹き飛んだ形だ。 「韓米同盟の堅固な底力を見せなければならない」(東亜日報)、「事件を韓米同盟を強化する契機にできるかどうかに、両国関係の未来がかかっている」(朝鮮日報)。事件以降、韓国では保守系メディアを中心に同盟強化の訴えが目立つ。 韓国政府も同様だ。朴槿恵(パククネ)大統領は事件直後、「韓米同盟への攻撃であり、決して容認できない」と強調。韓民求(ハンミング)国防相は米韓合同軍事演習の現場を訪れ、結束ぶりをアピールした。 この事件が起きる直前まで、米… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
![韓国、米批判から同盟強化へ世論一変 駐韓米大使襲撃で:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3ca10673ca943e26cb6bd295a698cb03bc2ec80/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Fimages%2Flogo_ogp.png)