2014年にブラジルで開催されるワールドカップをめぐり、商標権を侵害する企業数が過去半年間で約100社に上ることが、国際サッカー連盟(FIFA)により2013年6月23日発表された。現在、すべての事例は法的手段を取らずに解決できているという。 (参照:「GUCCI」が「GUESS」を商標権侵害で訴えていた裁判がイタリアで棄却) 今大会にあたっては、FIFAとブラジルの組織委員会がコカ・コーラ社などの20社とスポンサー契約を結んでおり、契約料はサービスの提供も含めて14億ドルになると言われている。FIFAは「FIFA WORLD CUP」や「BRASIL 2014」という商標を登録しており、その使用は契約したスポンサーにのみ許される。(参照:ブラジルの商標制度) しかし、公式スポンサー以外でもワールドカップの知名度や人気を利用しようとする企業も少なくない。こうした企業は今回のように商標権を侵