柚子と福耳トウガラシ(赤ナンバ)、鷹の爪や塩を丁寧に丁寧にすり込み、練り上げたもの。 原材料をみると、九州の「ゆずこしょう」や新潟の「かんずり」などとも似ており、主に薬味として使われています。 しかし!特徴的なのはその形状。 実は福井の海産特産品の一つに「塩ウニ」という、塩漬けのウニを練り上げて作られる加工品があり、地元の味として愛されています。 その「塩ウニ」に そっくりな形状で、同じ福井の山でつくられるものだから『山うに』と呼ばれるのだとか。 「むかしは行商人が来て、魚介類と山の物を交換していた。海側の人が塩ウニを持ってきて「ほら、海にはこんなにおいしいものがある」って持ってきたものに対抗して、山のおいしいもの「山うに」をつくった。って話もあるんですよ」 と話してくれたのは、鯖江市の農林政策課 竹内さん。 柚子がなりはじめる11月・12月頃になると 冬場のお楽しみとして各家庭で作られ、