1. 「デザイン経営」とは 「デザイン経営」とは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法です。その本質は、人(ユーザー)を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すことです。 経済産業省・特許庁は、2017年7月に有識者からなる「産業競争力とデザインを考える研究会」の議論の結果、2018年5月に報告書『「デザイン経営」宣言』を取りまとめました。 『「デザイン経営」宣言』では、「デザイン経営」の効果や、実践のための7つの具体的な取り組みも示されています。 「デザイン経営」のための具体的取組 デザイン責任者(CDO,CCO,CXO等)の経営チームへの参画 事業戦略・製品・サービス開発の最上流からデザインが参画 「デザイン経営」の推進組織の設置 デザイン手法による顧客