ジョセフ・L・バダラッコ(Joseph L. Badaracco, Jr.)の『静かなリーダーシップ(原題 "Leading Quietly")』を買ったのは、恐らく15年位前になるだろうか。非常に印象に残った本で、未だに時折再読する本の一つだ。 仕事を進めていくにあたってトラブルは常に起こる。特に社内でのトラブルは厄介である。解決できない、と思える事さえある。そういう時に、この本を落ち着いて読むことで、多くの示唆を得る事が出来ると(私は)思っている。 外部の人間が関与せねばならない程の問題ではないにせよ、内部のトラブルというのは逃げ出したくなる程厄介な事になるのが殆どだ。つまり、「ヒーローは要らないが、平凡であるつつ厄介な問題」に、多くの「名もない人々」は日々頭を悩ませているのだ。 よくあるMBA系の本にあるような「リーダーシップ云々」の本には、そういう「瑣末な」問題への対処はあまり書い
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