散歩コースに小さな水族館がある。全国でも1、2位を争う「建物の古さ」だという竹島水族館(愛知県蒲郡市)だ。外観は正直言ってしょぼい雰囲気が漂っているので足を踏み入れにくかったのだが、あるときホームページを見たら興味が出てきた。 <館内はほのぼのとした雰囲気で、ゆっくり生き物たちを見ることができるアットホームな水族館です。(中略)館内アンケートには「来たけど、外観をみて不安になったけど、入ってみると意外に面白かった」という意見がやたら多いです。まずは、外見にとらわれずご来館下さい!> ホームページ内の読み物として、水族館に運ばれてきた時点で死んでいた魚類(明らかに食用でないものばかり)などを調理して食べてしまうゲテモノ食い飼育員のブログなどもある。 市役所のホームページにこんな文章を載せてしまう勇気とセンス。すばらしい。地方に求められているのは、この種の開き直りなのだ。「人員も資金も限られて
![しょぼい水族館が流行る“当たり前の"理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8585f31b7daf030ba38fd8c84353f562dc682515/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2F8%2F1200w%2Fimg_2872f58a1fd18778a0a4a245986ac2a0223629.jpg)