今回は、芸術の秋!ということで、彫刻家のオーギュスト・ロダンの没後百年のタイミングで公開された『ロダン カミーユとの永遠のアトリエ』を、ジャック・ドワイヨン監督のインタビューを交えてご紹介します。 私の世代だとロダンと言えば、映画『カミーユ・クローデル』で描かれた弟子カミーユ・クローデルとの愛人関係のイメージが強くあります。この映画の舞台も同じ時期なのですが、アプローチが全然異なっていて、そのことがその時期の芸術家としてのロダンにどんなふうに変えていったかを描いています。 東京近郊に住んでいる人にとってすごくいいのは、この映画に登場するロダンの代表作「地獄の門」「カレーの市民」(国立西洋美術館前)「バルザック像」(東京芸術大学構内)が、上野でタダで見られること。監督のお話を聞くと、映画と彫刻、合わせてより深く楽しむことができるはず!というこで、まずはこちらをどうぞ! 1890年、映画はロダ