美術館に行くと学芸員の方たちが、作品の背景や、作者が影響を受けた芸術家などを説明してくれます。 僕たちはその時の作者の心境や人柄を知ることで、作品をずっと深く味わうことができる。 美術館に作品を見に行くことの面白さの一つは、ここにあるように思います。 学芸員がいることでさらに楽しむことができるのは、アートばかりではないと思います。 宮崎駿さんの風立ちぬを見たとき、僕は学芸員の解説みたいなものが欲しいと感じました。 もちろんそんな予備知識がなくとも十分面白かったのですが、やはり所々で多くのオマージュが盛り込まれていて、それを知ったあとでは、また違う切り口で映画をみられます。 多くの作家や評論家の方が、風立ちぬの評論をしていました。 宮崎さんがオマージュとして取り入れたカットの説明もいくつもあります。 そうした評論の中でも印象に残っているものを、さながら学芸員のように解説としてまとめてみたいと
![学芸員を求めて〜宮崎駿が風立ちぬに散りばめたオマージュを読み解く - 新・薄口コラム(@Nuts_aki)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6bfbc9a7aefe8b88e946120ed3a959e15909ada2/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fk%2Fkurumi10021002%2F20150130%2F20150130120556.jpg)