佐藤亜有子が43歳で死んでいたことが分かった。文藝賞優秀作『ボディ・レンタル』で話題になり、大江健三郎の後輩の東大仏文科卒ということでも騒がれたが、その後は振るわず(しかし篠原一はどうしたのだろう)、大作『東京大學殺人事件』も、出身校を売りにしたのだろうが話題にならず、消えていた。それが数年前、子供時代に家族から性的虐待を受けていたことと、精神を病んでいることを明らかにした著作を上梓し、これもまったく話題にならなかったのだが、私はブログでとりあげた。 この状態では、長く生きられなかったのも無理はないが、夫がいたというのは知らなかったし驚きであった。 さて、この十数年、女性作家や文学研究者、文筆家の早世は続いており、一時は姫野カオルコさんが、次に死ぬのは姫野じゃないかと言われているなどと言っていたが、幸いまだ生きている。で、年表を作った。 2013 今邑彩(57)、佐藤亜有子(43) 201