1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:24時間快適な服vsおれ
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:24時間快適な服vsおれ
高度成長期頃に巻き起こった手芸ブーム。 わたしは今、その渦中で発行された手芸本を集めるのにハマっている。 そして、当時の手芸本(主に編み物本)を読み漁る上で、どうしても見過ごせない存在がいることに気付いた。 『彼』だ。 当時の手編み界隈で旋風を巻き起こした一大ジャンル、それが「『彼』のセーター」だった。 なぜ、編み物本は『彼』を必要としたのか。編み物本における『彼』とはなんだったのか。 今回は、実際にセーターを編みながら、編み物本における『彼』の存在について考えていく。 手始めに、わたしが最近ゲットしたイチオシ手芸本の表紙を見てほしい。 (※「絵を見て編む ギャルのセーター/ニットのデザイン・津川良 絵・秋月志穂」(日本ヴォーグ社)書影) もうこの時点で最高。 その名も「『絵を見て編むギャルのセーター』シリーズ(全3作品)」。 幻のレーベル『VOGUE COMIC BOOKS』。 (※左か
クヴェヴリで造られたアンバーワインを注ぎ合い、タマダが「ガウマルジョス」を連呼する、ジョージア式宴会・スプラ。 慣れない用語ばかりで難解なように思えるが、在日ジョージア大使館に教えを乞うて実践してみたところ……これが最高に楽しい! ジョージアという国をご存知だろうか。 南コーカサスに位置する共和制国家で、西を黒海、おとなりロシア・アゼルバイジャンを飛び越えると東はカスピ海に、挟まれるように位置する。 筆者のようにコーカサス地方がどの辺かがわからん人向け、ざっくり世界地図(国境などはGoogleMapを参考にしています)。 コーカサス地方はワイン醸造の最古の地といわれている。 紀元前6,000年頃の遺跡が見つかっており、後述する独特な製法と合わせて、2013年にユネスコの無形文化遺産に指定された。 そんなワインの国らしく、ジョージアには独特な宴会の作法があるらしい。 「სუფრა(スプラ)」
こんにちは、編集部 石川です。 毎月1回、当サイトのライターに専門分野や得意分野の話を聞いています。今回は、ワインエキスパートの資格を持つJUNERAYさん。 あらためて、お酒って何が面白いの?聞いてみました。 酒について知ることは電話帳を覚えるような作業 石川:ワインエキスパートってなんですか? JUNERAY:一般社団法人日本ソムリエ協会というものがありまして、そこが認定している資格に「ソムリエ」「ワインエキスパート」の2種類があるんです。どっちが上ということはないのですが、ソムリエのほうは受験資格に職業の指定があって。 石川:経験者採用みたいな? JUNERAY:そうです。それで私は受けられないんですよ。以前バーテンダーをやっていたんですけど、昼に花屋、夜にバーテンダーっていう生活だったので、月に何時間以上という条件を満たせなくて。 石川:JUNERAYさん基本的にワーカホリックです
最近、インターネットを見ていると「AIに描いてもらった絵」の話題をよく目にする。 たとえば「人類文明崩壊後の世界」なんてキーワードを入れると、おそろしさと神秘性が同居したような緻密な風景イラストが自動的に生成され、それが思わず見入ってしまうような完成度だったり。まったくすごい時代になったものだ。 そこで今回は、AIに、その時飲み食いしたいと思った酒とつまみをどんどんリクエストして描いてもらい、架空の飲み会をやってみようと思う。 編集部より:今回は「Stable Diffusion」を使って画像を生成しました! 日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場を探求するユニット。なんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒の場があるのではないかと活動中。 前の記事:1品ずつ料理の味を濃くしていく晩餐会 AI
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:チクキュウはチクワをチンしてからキュウリを入れると楽な上にうまい! > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 ヤングコーンを求めて川越へやってきた 七月上旬の午前十時に訪れたのは、埼玉県川越市で農家をやっている石田さんの畑。石田さんは季節ごとに様々な野菜を育てており、この時期はトウモロコシや枝豆などの出荷に追われている。 トウモロコシは太陽が昇りはじめると、実に溜め込んだ栄養が茎に逃げるので、せっかくの甘さが落ちてしまう。そのため今日は朝四時から収穫をしていて、とっくに出荷作業は終わっているそうだ。 右のROLLY(ローリー寺西)っぽい後ろ姿の方が石田さん。左は紹介してくれた友人。 トウモロコシとヤングコーンは、同じ畑で栽培されてい
以前の記事で干した柿が食べられるようになった。そのままでも美味しいが、一手間加えて酒のアテにしてやろう。 先日のみじかい記事で、地元の友人が送ってくれた柿を干した。 あれから2週間が経ち、干した柿がどうなったかの写真をご覧いただきたい。 シワ… スーパードライである。見覚えのある「干し柿」の見た目になった。 元がこれだったとは信じられない。世界ではじめて干し柿をつくった人、よくあんなシワシワのビジュアルで「食べよう!」と思ったな。 おそるおそる一口食べてみたら、甘くてとても美味しかった。ねっちりした食感と凝縮した柿の味。 むかし祖母の家の縁側で食べた自家製干し柿を思い出す。 小さいサイズの柿はもう食べごろらしい。ここ最近ずっと気温が高く、うまく干せるか心配していたが、はじめての干し柿はひとまず成功したようだ。 このまま食べても美味しいが、今回は干し柿を使った美味しい酒の
1981年群馬県生まれ。ライター兼イラストレーター。飲食物全般がだいたい好きだという、ざっくりとした見解で生きています。とくに好きなのはカレー。(動画インタビュー) 前の記事:はじめての発酵調味料づくり「実食&発酵促進」編 > 個人サイト たぶん日記 買いすぎた ……ということでいざ、買いまくりに行くのだが、「買いまくる」の目安ってどのくらいだろう。 もしかして、千疋屋のフルーツバイキングの値段くらいだろうか。調べてみたところ、5500円〜6600円位のようだ。 うう、高い。さすがである。ぷるぷる震える金額だ。でも、ごくたまにだったらいいんじゃないのとも思える。だって我々は日々、頑張って生きているんだもの。 そう思い、スーパーを梯子してみたところ、思いのほかあっさり予算をオーバーしてしまった。うきうきする気持ちが、財布の紐をゆるませてしまったようだ。 揃えたのは彼らである。 この量で700
お中元が欲しい。 カルピスやゼリー、そうめんが入った平べったい箱が家に届く興奮を味わいたい。 分厚いカタログから喜ばれそうなものを選びたい。 そんな思いを持った人たちが集まって、お中元を交換する「大お中元交換会」を開催した。お世話になってるとかなってないとか置いておいて、ただ交換する。 結果は全員が幸せになりました。 大お中元交換会とは お中元が欲しい人が集まってランダムにお中元を交換するイベント。 ・参加希望者はデパートなどから直接デイリーポータルZ編集部あてにお中元を送る ・デイリーポータルZ編集部は送られてきたお中元をシャッフルして別の人に送る (参加希望者は別途メールで、送付先とアレルギーを連絡してもらってました) デイリーポータルZがブラックボックスとなってお中元を交換する お中元から儀礼的な部分を取っ払って交換の楽しさだけを残したイベントとなった。 みんなお中元が欲しかった お
青森県青森市「三内丸山遺跡」 まず最初に紹介するのは、青森市の河岸段丘上に広がる「三内丸山(さんないまるやま)遺跡」である。 縄文時代の前期から中期(約5900~4200年前)にかけて営まれた大規模な集落遺跡で、史跡の中でも特に価値が高い「特別史跡」に指定されている。日本を代表する縄文遺跡のひとつだ。 様々な建物、墓地、道路などが計画的に配置されていたことが分かっている 1700年もの長きに渡り人々が暮らしていた拠点的な集落であり、厚く堆積した盛土遺構(不用品の捨て場)からは土器や石器のみならず土偶など祭祀の道具が大量に出土している。 また低湿地からは漆塗りの鉢やクシ、小型カゴなどの編物、骨で作った釣針や縫針など多種多様な品々が出土しており、当時の人々の生活や周辺環境を知る上で欠かせない遺跡である。 復元された竪穴住居の屋根素材は萱・樹皮・土と様々だ(その理由はのちほど) 広大な三内丸山遺
愛知県出身、東京都在住のデザイナー。イラストを描き、写真撮影をして日々を過ごす。 最近は演劇の勉強に熱中。大きなエビフライが好き。 前の記事:スイーツを冷凍するとおいしい > 個人サイト 梅ログ さらにうまい、うまい棒。それがスナックロール。 シンプルな調理方法であるためか、愛知県に住んでいた頃には文化祭の模擬店でときどき見かけた。 その発祥は愛知県名古屋市北区にある、お好み焼きと駄菓子のお店「つねかわ」らしい。 かくいう筆者は文化祭でしか食べたことがないため、以下の調理法は模擬店方式である。 スナックロールの作り方 用意するものは、たまごとうまい棒、そしてソースとマヨネーズ。うまい棒自体は何味でもいいが、今回はめんたい味をチョイスした。 まず油を敷いたフライパンに溶き卵を広げる。 うまい棒を包むために長方形をイメージしながら伸ばすのがコツ。卵焼き用フライパンを使うと作りやすい。 卵が半熟
今年に入ってから、世界中の人と、ポストカードの交換をすることができる「ポストクロッシング」というサービスに登録して、海外の人とポストカードのやりとりをしているのだが、これがなかなかおもしろい。 「ポストクロッシング」とはいったいどんなサービスで、どこがどんなふうにおもしろいのかを、説明させてほしい。 海外から手紙が勝手に届くおもしろさ いま、海外に友人、知人が住んでいたとしても、まずはネットを使って電子メールやらSNSやらでやり取りするのが普通で、わざわざハガキや手紙をやりとりするようなことはしないとおもう。 しかしながら、自宅の郵便受けに海外からのポストカードが入っているのは、電子メールの受信箱にメールが入っているのとはまったく違う、格別の感慨がある。 郵便受けのチェックが日課になる この「海外から手紙が勝手に届く」というおもしろいしくみを、インターネットを使って実現したのが「ポストクロ
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:富士山を見ながら最高のマグロを食べに行く ~地元の人頼りの旅in神奈川県~ > 個人サイト むかない安藤 Twitter 旅のみち連れがまさかの故障 レンタカーで千葉県に入ってから中古屋さんでCDを買って車のデッキに入れた。 北海道を取材したときに現地で買ったCDを聞きながら各地を巡ったら、その時聞いた曲が妙に印象に残ったのだ。帰ってから同じCDを聞きながら記事を書くと、細かいことまで思い出せるような気がした。あれからレンタカーで取材に行く時にはCDを用意するようにしている。 ところが、である。 借りた車のCDデッキが壊れてまして。 なんとレンタカーのCDデッキが壊れていた。 何度入れてもセイ、ハロー!セイ、ハロー!のリズムで瞬時にCDが
最近、ちょっと凝ったメニューなんかを出す居酒屋で、お店で独自にスパイスを漬け込んだお酒を使った「スパイスサワー」を見かける機会が増えました。あれ、なんだか健康に良さそうなのと物珍しいので、あると必ず頼んじゃうんですよね。 ところで近年、スーパーや100均にも小瓶のスパイスが驚くほど種類豊富に揃っていたりします。 あれ? もしかして、我々酒の穴が家でも外でも好んで飲んでいる、甲類焼酎を炭酸水で割っただけの、味のない「プレーンチューハイ」に、それらの小瓶スパイスを加えるだけで、お手軽オリジナルスパイスサワーってできるんじゃないの? はい。あれこれ試してみましょう。 日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場を探求するユニット。なんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒の場があるのではないかと活動中。
ねるねるねるねみたいに作る パリッコ 僕辛いもの好きなんですが、作り方のところに、辛いスパイスを半分入れて、足りなければもっと足してくださいと書いてあって、律儀に半分入れたのですが……辛いですね! 古賀 私も悩んでとりあえず半分入れました! 十分ちゃんと辛い。 JUNERAY これ、作るときねるねるねるねみたいで楽しかったです。 セット内容がこちら。入れる順番に番号が振ってある 古賀 そうそう!!ねるねるねるねだ、なにかっぽいなと思ったんですがそれだ。 石川 袋のネーミングと、あと混ぜるだけっていう。 古賀 作るのがめっちゃ楽しくてエンタメですよね。すごく易しいキット。 パリッコ ひき肉茹でて、あとは入ってる小袋混ぜるだけでこんなに本格的なタイ料理ができるんですね。 こんなにライムパウダー…………要る!!! 石川 一言で言うとひき肉にハーブがどっさり入ってる食べ物ですね。どうぞどうぞ。 古
JUNERAY まさに友人たちと「推しの食べ物を教え合う」LINEを作っていた時代がありまして、その時に教えてもらったんです。 古賀 そんな有益なLINEグループ。 石川 え、これどうやって食べるんですか? 袋ごとスライスする感じ? サイズ感はこんな感じ。ごろっとした立方体 JUNERAY 袋切っちゃって、残った分はキッチンペーパーにくるんでジップロックがいいかと…! パリッコ バターとかクリームチーズ方式ですよね。 古賀 えっ、なにこれ。思ってたんと違う。見た感じでかいキャラメルですね??? いわゆるチーズと思っていると色に驚く パリッコ 見た目からびっくりしました。 JUNERAY そうですね、山羊乳ホエーにクリームを入れて煮詰めているからキャラメル色をしているとのことです。 古賀 うわ、切って中もキャラメル色なんだ! 燻製のチーズみたいに、外だけ茶色で中は乳白色なのかと思った。 中も
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:能登半島・九十九湾の観光船でタイにカボチャを与えてきた > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 本当に棒を刺している人がいた 目的地である川は、岸よりに角ばった石が1メートルほどの幅で人工的に積まれており、その先に柵があって、そこから一気に水深が深くなるという地形になっている。 ここで狙うハゼという魚は淡水と海水が混じる汽水に住む魚。夏場なら川のごく浅いところにもいるが、寒くなって水温が下がると「落ちハゼ」といって、河口寄りの深場に下っていく。サイズこそ大きくなるが、釣るのは難しくなるシーズンだ。 竿で釣りをしている人は一人だけだった。 この川では8月か9月に何度かハゼを釣ったことがあるけれど、冬に来たことは一度もない。この時期(
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