Published 2018/10/25 14:00 (JST) Updated 2018/12/11 12:55 (JST) 最大規模の漢和辞典として知られる「大漢和辞典」(大修館書店)のデジタル版が11月28日に発売される。1990年代以降、辞書・辞典類のデジタル化が進む一方で、収録文字数の膨大さなどから困難とみられていたなかでのアナウンスに、ネット上では「ついに!」「あと10年早ければ」と驚きの声が上がった。「東洋文化の一大宝庫」とたたえられる大漢和辞典のデジタル化。いったいどれだけすごいことなのか。(共同通信=松森好巨) ◇完結まで70年超 大漢和辞典は全15巻に親字(見出しの漢字)5万字、熟語50万字が収録されている。全巻合計1万8千ページという大部で、一般的な漢和辞典に収録されている親字が1万字前後であるのと比べてもその規模の大きさが分かる。 完結に至る道のりもまた壮大だ。大修