今から50年ほど前、私が小学校5~6年生の時の担任は平林先生という男性教諭だった。私は平林先生から、私の人生において欠かすことの出来ない2つのスキルを教えてもらった。1つは16mm映写機の使い方。もう1つは、発表の楽しみである。テーマを考えて、図書館で調べて、模造紙にまとめて、みんなの前で発表する。そう、今で言う“プレゼンテーション”だ。 10月22日、茨城県古河市が開催した「第3回古河市ICTフォーラム」では、沢山の先生、子どもたちがプレゼンテーションを行った。もしもこれが、「師弟対決プレゼン合戦」だったら、間違いなく子どもたちの圧勝を宣言するだろう。 子どもたちの素晴らしいプレゼンテーション、その1。 “すべてノー原稿であること”。 つまり、発表内容を全て記憶している。スライドのテキストなんていらない。 だから・・・ 子どもたちの素晴らしいプレゼンテーション、その2。 “スクリーンを見
佐賀県に学ぶ。自治体が失敗しない教育現場へのICT導入 ~佐賀県在住教育ICTコンサルタント 田中康平氏に訊く~ 佐賀は昔から「先進の気風」で知られたところ。 薩摩や韮山で有名な反射炉、最初に導入したのは佐賀藩(1850年)だった。日本で初めて鉄製大砲を鋳造した反射炉も、蒸気機関や写真、ガラスなどの研究を行った研究所も佐賀にあった。幕末の佐賀藩は、日本の産業革命の拠点、近代化のトップランナーだった。 幕末から明治にかけて活躍した「佐賀の七賢人」と呼ばれる人たちは、学問・医学・政治・外交など様々な分野で顕著な功績を残した。また最近では、日本のIT革命の祖といってもいいソフトバンクの孫正義会長も佐賀県出身である。“変革期に強い”のが、佐賀県人の気質だとも言われているらしい。 さて今は21世紀、グローバル化の時代。情報通信やコンピュータが想像を超える速さで進化、革新を続け、「第4次産業革命」と呼
関連キーワード MDM(モバイルデバイス管理) | iPad | Wi-Fi | Apple | 教育IT 中編「iPad活用先進校が明かす、学校が今こそ『MDM』に注目すべき理由」では、米Appleのタブレット「iPad」を活用する学校関係者3者が、モバイルデバイス管理(MDM)製品導入のいきさつを紹介しつつ、教育機関がMDM製品に注目すべき理由について議論した。後編では、MDMを導入すれば運用管理やセキュリティの課題が全て解消できるという“MDM万能論”の真偽や、MDM製品の選定ポイントを議論する。 パネリスト(所属・役職は取材時) 桜丘中学・高等学校(東京都北区) 品田 健 副校長 同志社中学校(京都市左京区) 図書・情報教育部主任 反田 任教諭 古河市教育委員会(茨城県) 教育部指導課 課長 平井 聡一郎氏 教育産業 チーフICTソリューションアドバイザー 山口宗芳氏 モデレーター
10代の中学・高校生においては、スマートフォンやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)によって引き起こされた事柄が社会問題となるケースが出ている。そうした中、学校現場ではスマートフォンやSNSの問題にどう対応しているのだろうか。第1回は、10代の置かれている現状と問題点、教育現場の指導の現状を見ていく。 上がり続ける10代のスマホとLINEの利用率 まずは10代におけるスマートフォンなどのモバイル機器利用率、SNS利用率について見ていこう。 総務省情報通信政策研究所の「平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査<概要>」(2015年5月公表、報道資料)によると、10代のモバイル機器の利用率は、スマートフォンは68.6%で対前年比5.3ポイント上昇、タブレットは対前年比11.3ポイント上昇の28.6%と増加傾向にある(図1)。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く