奈良市教育委員会はセキュリティーの仕組みを刷新し、教員の業務負荷の軽減につなげたと2024年2月に明らかにした。市内の小学校42校・中学校22校・高校1校に、接続元のネットワークを問わず常にアクセスを精査して認証する「ゼロトラスト」のモデルを採用した成果だという。 同教育委員会の管轄にある小学校・中学校・高校は従来、用途ごとに分離されたネットワークで授業や校務に当たっていた。児童生徒の端末利用や保護者との連絡の電子化が進む中、分離されたネットワークは教員の業務負荷が高まる要因の1つとなっていた。 そこで米Google(グーグル)のサービスを活用したゼロトラスト型のネットワークを整備。分離されていたネットワークを、セキュリティーを確保しつつ統合して2023年5月に本格運用を開始した。教員が用途に応じてネットワークを使い分ける必要がなくなり、奈良市教育委員会事務局教育DX推進課の米田力教育IC
![奈良市教委が小中高65校にゼロトラスト、Google活用し教師の業務を効率化](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3e203a17215f612fc89b73b8b88468ecb4f3e450/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fcolumn%2F18%2F00001%2F08955%2Ftopm.jpg%3F20220512)