デジタル教科書教材協議会(DiTT)は1日、シンポジウム「デジタル教科書の位置づけはどうなる?~著作権について」を東京・千代田区の紀尾井フォーラムで開催した。 シンポジウムでは、ベネッセコーポレーション コンプライアンス部 小林圭一郎著作権担当部長、柏市立柏第二小学校 佐和伸明教頭、光村図書出版 馬場泰郎取締役、ユアサハラ法律特許事務所 山田卓弁護士が参加し、DiTTの中村伊知哉専務理事、石戸奈々子事務局長とともにパネルディスカッションを行った。 文部科学省では「『デジタル教科書』の位置づけに関する検討会議」でデジタル教科書導入に関する検討を進めており、また、文化庁では著作権に関する法制度の基盤整備についての話し合いがもたれている。ただ、著作権者やサービス提供者、指導者(教員)や学習者等の様々な立場の人たちが関わることになる著作権に関する問題は、それぞれに捉え方が異なり、また利用する場面や