浅草側からのフォトスポットとして多くの観光客がカメラを構える隅田川対岸の景色に現在、「異変」が起きている。 隅田川の浅草側から見える見慣れた景色 「異変」は、ビールジョッキをイメージした「アサヒビールタワー(アサヒグループ本社)」に隣接する、スーパードライホール(墨田区吾妻橋1)建物上部の金色のモニュメントが「消えて」いるというもの。奥には東京スカイツリーがそびえ、通常は「3点セット」で写真を撮る人が多い。 1989年にアサヒビール創業100周年記念事業の一環として完成した同施設。同社広報部の担当者は「当時と比べ金色が白みがかってきたため、元の色に戻す工事を行っている」と話す。前回は2005年に補修作業を行っているが、本格的に塗り直す作業は初めてという。 さまざまな「通称」で比喩されるモニュメントの同施設。正式には「炎のオブジェ」として建造し、下の建物は「聖火台」を模した「土台」をコンセプ
浅草エリアで4月17日、着地型観光ツアーの新プログラムが始まる。企画は「アールティーヘヴン」(台東区蔵前4)。 江戸時代の吉原遊郭の文化をイメージ 第一弾企画は「緊縛アートと花魁(おいらん)レビューで描く吉原の世界」で、江戸時代に吉原遊郭として栄えた文化をイメージ。日本人や外国人観光客でも参加しやすいよう、「緊縛」のパフォーマンスを弦楽器「琵琶」の生演奏と合わせ、アートや芸術目線で現代風にアレンジするという。 会場は古い町工場を改装した複合スペース「蔵前4273クリエイティブガレージ」(台東区蔵前4、TEL 070-6511-4273)で、場内の荒廃したようなイメージにショーの彩りを合わせる演出で、場内の観光客を巻き込む「参加型」のプログラムも予定する。 「着地型観光」は観光客を受け入れる「地元」ならではプログラムを企画・開催するもので、参加者が「現地集合・解散」する新しい形態として位置づ
浅草の吉原かいわいで10月29日・30日、現代アートと伝統芸能のイベント「吉原芸術大サービス2016」が開催される。 きむらとしろうじんじんさんの「野点」 吉原弁財天周辺のイメージアップを図ろうと、2012年に阿部圭佑さんら4人の作家が壁画を描いて「奉納」したことから始まった同イベント。2013年より現代アートと古典芸能を同時に味わうことをコンセプトに開き、今年で4回目となる。 今年は、アーティストのきむらとしろうじんじんさんが「野点(のだて)」を行う。手で成形する楽焼(らくやき)という方法で茶わんを自作し、それで味わうこともできる。吉原神社の倉庫で壁画を発表する熊倉涼子さんは、ダンボールにビーナスとマルスを描く。熊倉さんは「不倫の象徴である両者を描くのは、日本の春画や吉原という場につながる」と話す。 桜なべ中江では家を担いで全国を旅した村上慧さんが「家と生活」をテーマにした作品を発表する
浅草花やしき(台東区浅草2、TEL 03-3842-8780)で10月4日、同園のシンボル「Beeタワー」の解体工事が始まった。 解体された「花の湯」 1960(昭和35)年当時、日本一の高さを誇るシンボル「人工衛星塔」として登場して以来、長年親しまれてきた同アトラクション。2015年から点検整備のため運転を休止し、再開に向けて調整が続けられていたが、スペースを有効利用するため9月26日に引退し、解体することとなった。 解体初日には近隣住人やファンたちが作業の様子を見ながら、「毎日のように眺めていた。なくなってしまうのは寂しい」「もうBeeタワーのネオンがともらないなんて信じられない」「さようなら。今までありがとうと伝えたい」と別れを惜しんでいた。 銭湯「花の湯」や茶の間に突っ込むように走るスリルと、最後に「おばちゃん」の股の下をくぐるシュールさが人気のローラーコースターの一部も、同アトラ
東京メトロ銀座線田原町駅近くの緑泉寺(台東区西浅草1)で10月4日、「体験型脱出ゲーム『The本堂』~心のデトックス」が開催される。主催はエスケープハントジャパン(浅草1)。 フィリピンのコスプレ・ブロガー、Kitty Crazeさん 実際の寺を舞台に脱出ゲームを展開する同イベントは、参加者が密室に閉じ込められた設定で部屋の中に仕掛けた「謎解き」をクリアして脱出するというもの。「謎」の中には仏教の要素をちりばめ、体験を通じて日本人や外国人も「仏教の世界」を体感できるという。 全ての仕掛けはバイリンガル対応でIT技術を採用し、同社が企画を担当。IT関連はクウジット(港区)が制作、向源実行委員会(品川区)が監修した。在日外国人や訪日客、日本人も参加できることが特徴で、「2020年に向けて国内外全ての人に目線を合わせた企画」という。 開催に先立ち3日に開かれた体験会には、向源アンバサダーを務める
言問橋西交差点近くのアートプロジェクトビル「HATCH」(台東区浅草6、TEL 03-6240-6969)で10月7日、写真展「山谷 ヤマの男」が開催される。 8月25日に発売された写真家・多田裕美子さんによる同タイトルのフォトエッセー集出版記念として行われる同展。展示作品は同書に掲載している、17年前に多田さんが撮影した日雇い労働者のポートレート約30点を予定する。 両親が山谷で営んでいた食堂に来店する日雇い労働者に興味を持ち、日雇い労働者が集まる玉姫公園で2年間写真を撮り続けたという多田さん。「高度成長期を支えた彼らのこと、こういう街があったということをもっと知ってほしい」との思いで出版と写真展開催を決めたという。 多田さんは「最初は警戒されていたが何人か撮っているうちに俺も、俺もと集まってくれた。そのうち機材も運んでくれたりした」とほほ笑ましいエピソードを話す。「彼らの誇り高い姿を見
つくばエクスプレス浅草駅近くに「かぐらちゃかプチ」(台東区西浅草2、TEL 03-6231-7490)が移転オープンして2カ月がたった。 抹茶ジェラートを使った「かぐらちゃかぱふぇ」 神楽坂から浅草に移転し7月13日にオープンした同店。人気は毎日手作りしている抹茶プリンや黒糖ゼリーのほか、抹茶カステラや抹茶ジェラート(シングル432円)など21種類のトッピングから5種を選べるオーダーメードパフェ「かぐらちゃかぱふぇ」(648円、追加トッピングは162円)。抹茶は愛知県西尾産をひき立てで提供。重さ約20キロの御影石の茶臼を店内に置き、希望すれば原葉の碾茶(てんちゃ)をひく体験もできる。 抹茶に含まれるビタミンCや茶カテキンは、美容や肥満予防に効果があるとされる。和の町を歩くことが好きで「浅草でオープンしたかった」という店主の古川利江子さんは、「手作りを生かして抹茶の魅力を伝えたい」と話す。
つくばエクスプレス浅草駅近くにイタリア料理「アクアリオ」(台東区西浅草2、TEL 03-6886-2625)がオープンして1カ月がたった。席数は12席。 モッツァレラチーズとフレッシュトマトのスパゲティ 5月8日にオープンした同店は、13年のキャリアを持つ吉良英章さんがオーナーシェフを務める。店名はイタリア語で「みずがめ座」を意味し、オーナー夫妻がみずがめ座だったために名付けた。イタリアで3年間修行したという吉良さんは和風イタリアンではなく、「イタリア人が食べても納得するほどイタリアを感じられる」料理を目指しているという。 人気メニューは定番のカルボナーラで、ソラ豆のリゾットなど旬に合わせた季節のメニューも用意。素材の仕込みやスープストックなど「当たり前の仕事をきちんとやる」と話す吉良さん。今後は「地元の人を中心に細く長く続けていきたい」とも。妻の江里子さんは「友達の家に遊びに来るように、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く