前回、サイバーエージェントが運営するインターネットブログサービス『アメーバブログ』には多数の芸能人がブログを開設しているのだが、その芸能人たちのIDとパスワードがエクセルデータ(拡張子: xls)で流出している(漏えいしている)という記事をお伝えした。2010年1月1日の午前1時ごろに発覚したこの騒動。その流出過程と当編集部の取材過程を合わせて解説していきたいと思う。 2010年1月1日1時9分にインターネット掲示板『2ちゃんねる』のハロプロ@2ch掲示板に、『ミキティが変なの踏んでブログ更新されたっぽいよ』というタイトルのスレッド(掲示板)が作られた。「どうすんの」という書き込みとともに、タレントのミキティ(藤本美貴)さんのブログのURLも掲載。URLをクリックするとブログに飛び、お年玉と書かれた画像が掲載されている。マウスカーソルをその画像に合わせると、画像ファイルのはずなのになぜかエ
『アメーバブログ』で前代未聞の情報漏えいが発生した。『アメーバブログ』はタレントやモデルなどの芸能人ブログに力をそそいでおり、日本最大数の芸能人ブログをサービスとして公開しているのだが、その芸能人たちのIDとパスワードが記載されているエクセルデータがインターネット上に漏洩しているのである。しかも、複数の芸能人ブログから情報が流出している状態である。 情報漏えいが発覚したのは2010年1月1日の午前1時ごろで、そのころに掲載された芸能人数人のブログ画像がなぜかエクセルデータになっており、そのエクセルデータをダウンロードすると『アメーバブログ』運営スタッフの管理表のようなデータが手に入るという。その画像というのは『アメーバブログ』側が用意したお正月用の画像で、その画像のみがエクセルデータを含んでいる。 管理表には数百人の芸能人ブログのIDとパスワードが記載されており、ブログデザインの進行進捗な
パソコンや携帯電話の交流サイト「ミクシィ」上で人気のゲーム「サンシャイン牧場」のシステムに不具合があり、クレジットカードでアイテムを購入した利用者の電話番号とメールアドレス最大約4200人分が第三者によって取得可能な状態になっていたことが2日、明らかになった。 同ゲームは230万人が利用するほどの人気で、ミクシィは「トラブルを重く受け止めている」として、今後、審査制度を見直す方針。 ミクシィによると、トラブルがあったのは10月21日〜23日。 同ゲームは、ミクシィ上で会員が利用できるが、実際に制作・運営しているのは中国のゲーム会社「リクー・メディア」。 画面上に自分の「農園」や「牧場」を作って、トマトやナスなどを植えて収穫したり、ニワトリやヤギなどの動物を育てたりするゲームで、8月末にスタート。 最初はすべて無料で遊べるシステムだったが、10月21日から、有料の特別アイテムを使える仕組みを
オタク評論家の岡田斗司夫さんが3月末、mixiを退会した。プロフィールが何者かにひんぱんに改ざんされ、mixi運営事務局に理由説明や対処を求めたが対応が不十分だったため、事務局を信頼できなくなり、退会を決めたという。 岡田さんが退会直前に更新したmixi日記によると、「mixiのプロフィールが何物かに無断で改ざんされる事態が続き、頻繁にパスワードを変えても改ざんされた」という。 岡田さんは事務局に知らせ、対応を求めたが、「対処や理由説明もなく、突っ込んだ質問をしたら返信そのものがなくなった。『原因は分からない』『調べようがない』という答えしかなかった」ため、「mixi運営事務局そのものが信頼できなくなった」としている。 ミクシィの広報担当者は「岡田さんには、共有のPCなどでmixiを利用した際、ログアウトをし忘れたりしていないかのチェックや、パスワードの変更など、必要な案内は行った。不正ア
さくらインターネットのデータセンターに12月19日、障害が起き、データセンター収容ラック内への電源供給が一部で停止している。この影響を受け、ソーシャルネットワーキングサービス「GREE」やブログサービス「Seesaaブログ」「So-net blog」など、同社を利用したサービスが利用できない状態になっている。 さくらインターネットによると、東京都新宿区にある西新宿データセンター内の電源設備から煙が出ていたという。発生時間は12時35分頃。具体的には、6階Aゾーンの配電盤3台、6階Bゾーンの配電盤2台の片系統もしくは両系統の電源供給が停止しているとのことだ。 復旧に向けて対応をしている状況で、19日中にすべての供給が回復する見通しとしている。 12月20日追記: さくらインターネットによると、19日午後7時30分、すべての電源供給が復旧したという。その後も同社を利用しているサービスに障害が出
情報処理推進機構(IPA)は6日、同機構職員による情報流出事件に関する記者会見を行った。これによると、職員の私物PCから流出したファイル数は1万6,208件。うち、同職員が以前勤務していた企業やその取引先企業などに関連する個人情報が1万件以上あることも分かった。 各社の情報流出報道を受けたIPAの緊急記者会見。左から、ソフトウェア・エンジニアリング・センター所長の松田晃一氏、技術担当理事の仲田雄作氏、ソフトウェア・エンジニアリング・センター副所長の立石譲二氏 IPAによると、情報流出させた職員は30代前半。ソフトウェア企業に勤務した後、2005年7月にIPAに採用。ソフトウェア・エンジニアリング・センターの企画グループの主任として、研究員のサポートなどの事務を担当していた。 職員は2008年12月に私物PCで初めてファイル共有ソフトを使用したといい、WinnyとShareをインストールして
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の職員がファイル交換ソフトを用いた結果、コンピューターウィルスに感染し、情報を流出させた事件について、同機構が状況説明の記者会見を開いた。 IPA理事である仲田雄作氏は冒頭、経済産業省に赴き、事件について報告したことを明かした。同省からは再発防止策を講じるように強い要望を受けたという。 当該職員が流出させたファイルは現在把握できている分だけでも1万6208件にのぼる。そのなかには児童ポルノを含むわいせつ画像、職員が以前に所属していた企業の業務関連情報、その企業の取引先企業の業務関連情報も含まれている。 さらにファイル交換ソフトでジャストシステムのかな漢字変換ソフト「ATOK」をダウンロードしようとしていたことも明らかとなっている。 セキュリティ対策の普及、啓蒙を推進しているIPAの職員が今回の行動に至ったことについて仲田理事は、「ファイル交換ソフトは
UPDATE 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は1月6日、同機構職員がファイル交換ソフトを用いて情報を流出させた件に関する調査結果を発表した。同職員がファイル交換ソフトを用いてダウンロードした情報のなかには、かな漢字変換ソフトやわいせつ画像も含まれていたという。 この職員は2008年12月にファイル交換ソフトを使用した結果、コンピューターウィルスに感染し、PC内の情報を流出させた。流出したファイル数は1万6208件、うち文書ファイルは1万3000件だった。 IPAに関連する情報はET2007での撮影写真、ソフトウェア・エンジニアリング・センター設立3周年記念での撮影写真などの画像情報のみだとしている。 また、職員からの聴取および当該PCの解析により、かな漢字変換ソフトやわいせつ画像を検索し、その一部をダウンロードしたことも確認されたという。わいせつ画像の中には児童ポルノに関するもの
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Windows日本語版環境で操作不能となってしまう不具合が多数報告されているiPod touchだが、アップルがついに正式な対応に踏み切った。今週後半にもソフトウェアアップデートを実施し、「これによって問題が解決する」(アップルジャパン広報)という。 アップデートの具体的な日時は未定だが、アップルジャパンによれば、英語でいうところの「later this week」には実施される予定とのこと。アップデート対象がiTunesなのかiPod touch本体のソフトウェアなのかは明かされていない。 ようやくアップルから正式な対応が行われることとなった。iPod touchが手元にあるWindowsユーザーも、今週中には音楽やビデオの再生、ウェブブラウジング、Youtubeの閲覧など、iPod touchの多彩な機能を楽しむことができそうだ。
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