田園都市線。渋谷から二子玉川までずっと地下。いつものように渋谷から帰宅するため、座ってたんですよ。 三軒茶屋の駅を越えたくらいだっただろうか。向こうの方で立って喋ってる女性3人組がいて、その中でもデニムのワンピースを着てロングヘアー、ちょっと声質が他の二人よりも高くて色白、今風に言うと「森ガール」な雰囲気を漂わせた女性が、その輪の中から抜け出して、一人すたすたとこっちに歩いてくるんですよ。 どうしたんだろ?と思って視線を追ってると、 ガッシャーン! と、窓を開けたんです。全然、自分の立ってた場所と違う窓を。車両は6ドアのやつで、窓は縦に長細い形状で、下方向にスライドさせて開けるタイプだったのだけど、その女性は座ってる人の上にいきなり手を伸ばして、ガシャーンと窓をオープン。えっ? どういうこと? 臭いの? と考える隙もないまま、さらに歩いてもう一つ向こうの窓も同様に ガッシャーン!