アーティストである障害のある方にファンがつき、商品を購入するサイクルができれば、障害のある方の自立につながる 価値がないと思われていたものも、見方を変えたり、何かを加えたりすることで価値あるものに変わる それぞれの個性や特技を生かし合えば、多様な価値を生み出すことができる 取材:日本財団ジャーナル編集部 「福祉」と聞いて「閉鎖的」「堅苦しい」…そういったネガティブなイメージを浮かべる人も少なくないだろう。株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)は、そんな福祉を楽しくオシャレな文化につくり変えている“福祉実験ユニット”だ。 編集者や広告代理店出身者、現役大学生など、多彩なバックグラウンドを持つメンバーから成るヘラルボニーはどのように生まれ、何を目指して活動しているのだろう。創業者である双子の弟・松田崇弥(まつだ・たかや)さんと兄の文登(ふみと)さんに話を伺った。 きっかけは、兄。「障害のあ