クレストファクタ(波高率) Crest Factor 波峰因数 파고율 クレストファクタとは、波形のピーク値と実効値の比(クレストファクタ=ピーク値/実効値)で定義され、波高率とも言われる。 直流の場合は1、正弦波の場合は√2 = 1.414となる。似たものとして波形率があるが、こちらは波形の実効値と平均値との比(波形率=実効値/平均値)で定義される。 クレストファクタは、計測器の入力仕様や電源の出力仕様にしばしば登場する。例えば、パワーマルチメータ(電力計)では、入力信号の実効値が仕様内であっても、ピーク値が大きければアナログ-ディジタル変換部分が飽和する可能性がある。これを回避するため、入力信号のクレストファクタを仕様に明記している。 電源の場合は、特に交流電源で用いられ、整流負荷(コンデンサインプットの機器など)に対する出力可能なピーク電流を定義する場合などに用い