HIV検査と同意書に関して。 医療機関でHIV抗体検査を行う際に、本人の承諾が必要である。梅毒、HBV、HCVは同意書を必要としないのに、何故、HIVのみ同意書が必要か。 以下、日本医事新報, 2009を一部参照。 こちら。一部編集して記載。 東京地裁が平成15年5月28日に出した判決では、警視庁警察官採用試験に合格し、警視庁警察学校への入校手続きを終了して警視庁警察官に任用されてた原告が、同学校が任用後原告に無断でHIV抗体検査を行い、この結果が陽性であった原告に事実上辞職を強要した等の行為が違法であるとして、被告が東京都に対して、損害賠償を求めた。 採用後に従業員の同意なくHIV検査をすること自体、及び検査の結果が陽性であったことをもって退職勧奨をしたことが違法と判断され、440万円の損害賠償が認められた。 判決は、1) 血液検査の際にHIV検査をすることを本人に明示していなかったと認