将棋の森内俊之名人への挑戦権を懸けた第72期名人戦・A級順位戦7回戦の2局が10日、東京・渋谷の将棋会館などで指され、屋敷伸之九段が深浦康市九段に勝って3勝4敗となった結果、現在1勝6敗の谷川浩司九段(51)=神戸市東灘区=のA級からの陥落が決まった。連続在籍記録は故大山康晴15世名人の44期に次ぐ歴代2位の32期(名人5期を含む)で途絶えた。 A級は10人が争う将棋界最高峰のリーグ戦で、下位2人がB級1組へ降級する。同じ成績の場合は前期順位で決めるため、8位の谷川九段が残り2局を連勝しても前期5位の屋敷九段を上回ることが出来ず、降級が確定した。 谷川九段は1976年の中学時代にプロ入りし、82年にA級昇級。翌年、史上最年少の21歳で名人位に就き、通算5期獲得により永世名人(17世)を名乗る資格を持つ。2012年から日本将棋連盟会長を務めている。(金川 篤) 【谷川浩司九段の話】 前
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く