ファイル転送とメッセージ・キューイングは非同期な連携手法。完全同期連携は,CORBAやソケットなどのプロシージャ・コールに限られる。EAIツールは,多対多のシステム連携をシンプルにするミドルウエア ファイル転送とメッセージ・キューイングの違いは,送信に適したデータ・サイズと送信頻度にある。ファイル転送は,大きなファイルを少ない頻度で送信するのに適している。一方メッセージ・キューイングは,小さいデータを頻繁に送信するのに適している。ただし,ファイル転送で小さいデータを頻繁に送信できないわけではない。メッセージ・キューイングで大きなデータを送信することももちろんできる。適用範囲は完全に分かれているわけではなく,かなり重なっている。 EAIツールは,前述した3種類の技術の上位に位置する応用製品になる。EAIツールが効果を発揮するのは,連携するシステム数が増えて運用管理や連携用のプログラム開発が複
■JMSとは? JMSは通称「MOM」(メッセージ指向ミドルウェア)と呼ばれるエンタープライズメッセージングシステムにアクセスするための標準APIです。つまり、メッセージングシステムそのものの実装ではなく、MOMのサービスを利用するためのJavaベースの標準インターフェイスであるということです。JMSで定義されている仕様はベンダ・ニュートラルであり、どのMOMにアクセスする場合でも、一部の属性のみに個別の情報を定義するだけで、JMSアプリケーション自身は共通の手順と構成でシステム構築を進めることができます。 また、JMSを利用することで複数のアプリケーションがメッセージの交換を通じて通信することができるようになります。そのメッセージング形態はピア・ツー・ピア型であり、JMSアプリケーションは通常「クライアント」に位置付けられます。JMSはJ2EEのほかのサービス(JTA/JTS、JNDI、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く