アメリカの野党・共和党がトランプ前大統領を批判する有力議員を党の指導部の役職から解任することを決め、トランプ氏の党への影響力の強さを示す動きとして注目されています。 アメリカ議会の野党・共和党は12日、議会下院のナンバー3の役職にあったチェイニー議員に関して、「党の結束を損なった」として役職を解くことを決めました。 チェイニー議員はブッシュ政権のチェイニー副大統領の長女として知られ、共和党内で有力議員として頭角を現す一方、ことし1月に起きた議会への乱入事件でトランプ前大統領の罷免を求めた弾劾訴追の決議案に賛成するなど、トランプ氏を批判し続けてきました。 これに対し、トランプ氏はチェイニー議員の党からの排除を訴えていて、共和党指導部は今回の措置でトランプ氏に同調する姿勢を鮮明にしました。 解任を受けてトランプ氏は声明を発表し、「チェイニー氏は腹立たしくて不愉快な人間だ。共和党をいかにだめにす