日本維新の会は24日、京都市内のホテルで党大会を開き、次期衆院選の目標などを盛り込んだ令和6年活動方針を決定した。これまで掲げてきた「野党第一党」の目標に加え、与党の自民、公明両党を過半数割れに追い込むとの方針を記した。その上で、今後3回の衆院選を経るまでに政権獲得を実現すると打ち出した。 馬場伸幸代表は大会で、岸田文雄首相が衆院解散・総選挙に踏み切る時期について「濃厚なのは6月ではないか」との観測を示した。「維新をはじめ野党の支持率は上がっていない。今まで以上の活動をしなければ、当選することは夢のまた夢だ」とも強調し、党内の引き締めを図った。 活動方針では、憲法改正への積極姿勢を重ねて示し、改正項目の絞り込みなどを他党に働きかけるとした。また、憲法や安全保障、エネルギー、少子化対策などを「国家運営の根幹となる重要議題」と位置づけ、「現政権に真正面から論戦を挑み、先送りにされてきた課題を前