東京都内の小学校で全国学力テストに臨む児童ら=18日午前(代表撮影)18日に行われた国語と算数・数学の全国学力テスト。思考力、判断力、表現力の育成を掲げる新学習指導要領を踏まえた出題は小学6年が4回目、中学3年が3回目となる。これまでの結果からは、複数の情報を整理したり、関連付けたりすることを苦手とする傾向が目立っており、学力の改善状況が注目される。 中3国語では、インターネットで検索履歴の分析などによって表示される情報が偏る「フィルターバブル」と呼ばれる現象が取り上げられた。それについて話し合う会話文や図を読み解き、自分の考えの記述を求めた。 作問にあたった国立教育政策研究所教育課程研究センターの竹下勝・研究開発部長は「会話の展開を捉えながら、他人の発言と結び付けて自らの考えをまとめられるかをみる」と趣旨を説明。デジタル化が加速する現状を踏まえて「ICT(情報通信技術)を意識して出題して